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【ワシントン=天野真志】米連邦準備制度理事会(FRB)のアラン・グリーンスパン議長は23日、声明を発表し、現在の任期が切れる2004年6月以降も議長職を続ける意向を表明した。声明は、ブッシュ大統領が前日、グリーンスパン議長を再任する方針を表明したことを受けたもので、議長は「大統領と私は(次期議長人事について)まだ話し合いを持っていないが、大統領が私を指名し、上院から承認されれば、職務に励む意志がある」と続投に意欲を示した。
FRB議長の任期は1期4年で、就任には大統領の指名と上院の承認が必要となる。グリーンスパン議長は1987年に議長に就任しており、現在は4期目。5期目の任期を全うすれば、ウィリアム・マーチン議長の在任期間(約19年)を抜いて最長記録となる。
次期議長人事をめぐっては、グリーンスパン議長が現在77歳と高齢であり、大統領が主張する大型減税構想に慎重な姿勢を示していることなどから、再任は難しいとの見方が浮上していた。
だが、大統領側は、米経済の先行き不安が払拭されない中で、市場の信認が厚いグリーンスパン議長の引退観測を放置することは、「経済」を政権の重要課題とする現政権にとって得策ではないと判断し、任期切れまで1年以上も残す異例のタイミングで再任の方針を表明していた。
(2003/4/24/10:11 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030424i102.htm