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世界銀行は24日、東アジアの経済見通しをまとめた半期の報告書を発表した。中国などで新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の感染者が増加し、地域経済の不確実性が高まったことなどから、日本を除く東アジアの03年の経済成長率の見通しを5.0%とし、昨年11月の報告書(5.5%)から下方修正した。02年の成長率5.8%から鈍化する。ただ、SARSによる影響は一時的なものとし、04年の成長率は5.7%に回復すると予測している。
報告書は、イラク戦争の短期終結で予測された最悪の事態は避けられたと指摘。一方、SARSが地域経済に与える影響は予測困難としながらも、観光や輸送、小売りなどの落ち込みから地域の経済成長率を0.3%押し下げる可能性があるとの見方を示した。
しかし、昨年、中国を中心に域内の貿易が急拡大したことから、各国の生産力が今後も強化されると予測。中国の03年の成長見通しも7.2%と、02年の8.0%から低下するものの、堅調に推移し、「SARSは一時的に厳しい影響を与えるかもしれないが、域内の需要や経済活動が徐々に強化されている傾向に歯止めをかけることはないだろう」とした。 【谷川貴史】
[毎日新聞4月24日] ( 2003-04-24-15:01 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20030424k0000e020085001c.html