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WSJ-ウォール・ストリート・ジャーナル ハイライト
2003/04/18 14:59
---ニューヨーク証券取引所(NYSE)の取引制度が、「スペシャリスト」と呼ばれるトレーダーによって悪用されているとの疑惑について、NYSEは17日、調査を行っていることを確認した。スペシャリストとは、取引所フロアでブローカーが持ち込む売り買い注文をマッチさせるトレーダー。事情に詳しい筋によると、NYSEは、スペシャリスト企業5社が、「フロントランニング」と呼ばれる行為を行っていたかどうかを調べている。フロントランニングとは、顧客の注文内容を知るスペシャリストが、それを利用して自社のために利益を上げる行為。この疑惑については、証券取引委員会(SEC)も調査に乗り出したことが明らかになった。
---米国際開発局(USAID)は17日、イラク国内の重要なインフラを復旧するプロジェクトの契約を、米建設・エンジニアリング大手のベクテル・グループに発注したと発表した。発電施設や水道・衛生システムの復旧、空港、ウムカスル港のしゅんせつ・改良工事などを手掛けることになる。全体の契約は18カ月間のプロジェクトをカバーし、総額は最大6億8000万ドル。直ちに取り掛かる3460万ドルの建設プロジェクトも含まれる。イラク復興プロジェクトの発注では、これまでで最大規模。
---米航空業界3位のデルタ航空(NYSE:DAL)が17日発表した1−3月期決算は、純損益が4億6600万ドルの赤字となり、赤字幅は前年同期の3億9700万ドルから膨らんだ。イラク戦争の影響による旅行需要の急減、燃料費の高騰などが響いた。また、早期回復は見込めないとし、4−6月期の赤字は、前年同期の1億8600万ドルよりも「かなり悪い」数字となる可能性があると明らかにした。
---世界最大の携帯電話端末メーカー、フィンランドのノキア(NYSE:NOK)が17日発表した1−3月期決算は、ネットワーク部門の減収を携帯電話端末事業の改善が補う形となり、純利益は前年同期比で13%増加した。売上高は前年同期比3.5%減の67億7000万ユーロ、純利益は9億7700万ユーロ(前年同期は8億6300万ユーロ)となった。のれん代の償却などを除いた1株利益は0.18ユーロとなり、アナリスト平均予想を0.02ユーロ上回った。ノキアは2003年の業界全体の携帯電話端末販売台数について、10%増との見通しを示した。これはライバル社よりは楽観的な数字。
---米航空機エンジン大手ユナイテッド・テクノロジーズ(NYSE:UTX)が17日発表した1−3月期決算は、民間航空機需要の低迷をエレベーターおよび空調事業の好調で補い、7.5%増益となった。純利益は5億200万ドル(前年同期は4億6700万ドル)、1株利益は1ドル(同92セント)となり、調査会社トムソン・ファースト・コールが集計したアナリスト平均予想の97セントを上回った。売り上げは5%増の67億ドルだった。営業活動によるキャッシュフローは、任意年金拠出金5億ドルを含めて2億5200万ドルだった。
(4月18日付のWhat's Newsより)