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[日経] 株、機関投資家の中低位株買いは限定的・岡本氏
【NQN】岡本桂久・富士投信投資顧問株式運用第一部長 当面の株式
相場は上値の重い展開が続きそうだ。企業年金の代行返上に伴う換金売
りやそれを先回りした仕掛け的な売りといった需給環境の悪さが当面は
続くためだ。日経平均株価で7600―8000円を中心としたこう着感の強い
相場展開を予想する。
18日の日経平均株価は反発したものの、上昇に勢いがなかった。値が
さ株の一角が堅調に推移したとはいえ、需給悪化を警戒して積極的な買
い手が不在であるのに加え、戻り待ちの売りが上値を抑えた。決算発表
が続く米国で企業の業績懸念が後退すれば、日本株にも支援材料となる
だろうが、日本独自の悪材料が株価の足を引っ張る構図はしばらく続く
公算が大きい。
代行返上絡みの売りで主力株がさえない一方、株価水準が中低位の銘
柄への物色意欲は旺盛だ。機関投資家が中低位銘柄を買っているとの見
方も一部で聞かれる。しかし、厳しい運用基準の下で投資活動をしてい
る機関投資家にとって、時価総額の小さい中低位株を大量に購入するこ
とは難しい。鉄鋼や造船、素材関連など低位株の一角には株価の堅調さ
が目立つ銘柄も少なくないが、こうした銘柄の中には業績懸念が残るも
のも多く、なかなか手が出しにくいのが実情だろう。