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[日経] 株、需給悪化が重しに・嶌峰氏 米国株の本格上昇もまだ先か
【NQN】嶌峰義清・第一生命経済研究所経済調査部主任研究員 16日
の日経平均株価は続伸したが、米インテルなどの好決算発表を受けて半
導体関連銘柄が買われた割に、指数の上げ幅はさほどでもなかった。大
きく上昇した後に伸び悩むならまだしも、最初の上げ幅さえ限定的だっ
た点に、需給悪化が依然として市場心理の重しになっている実態がうか
がえる。
このところ企業年金の代行返上に伴う換金売りが需給悪化の元凶とさ
れているが、実際は代行返上売りを当て込んだ売りが下げを主導してい
る面が大きい。きょう急落した武田などの値動きがそうだが、代行返上
売りだったとしたら、ここまで下値を売り込み続けることは考えにくい
。売り圧力が継続するという悲観的な想定をもとに、仕掛け的な売りが
まず先行し、下げのきつさにろうばいした実需売りを巻き込むといった
悪循環になっている。きょうはアドテストや東エレクなど、日経平均へ
の寄与度が高い銘柄の上昇に何とか救われた格好だ。
収益面から判断して値ごろ感があっても、需給要因で値上がりが期待
できないという無力感に、市場は支配されている。東京市場の需給悪化
を跳ね返すほどの上昇を米国株式相場がみせるかというと、それは当面
考えにくい。一部企業の収益の良好さがわかったとはいえ、米国市場に
は企業収益の全体像や、イラク戦争の影響を織り込んだ経済統計をもう
少し見極めたいとの雰囲気が残っているためだ。