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(回答先: 04/16 17:10 日銀に代わり、政府が紙幣発行を 米著名学者が提案 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 4 月 16 日 18:29:17)
◇[日経]「政府紙幣」巡りスティグリッツ教授と岩田日銀副総裁が応酬
ノーベル経済学賞受賞者であるコロンビア大学のスティグリッツ教授
は16日、関税・外国為替等審議会に出席、日本のデフレ克服策として「
政府が紙幣を増刷すべきだ」と提唱した。日銀の岩田一政副総裁が「中
央銀行の独立性確保の観点から賛成できない」と反論したが、同教授は
「中央銀行の独立性を過大評価している」と指摘。「政府紙幣」の発行
を巡り両者は火花を散らせた。
スティグリッツ教授は「エコノミストとして大罪かもしれないが」と
断ったうえで、「デフレ経済はインフレ経済とは異なり、発想の転換が
必要」と強調。政府が日銀とは別に紙幣を発行し、それで歳出の一部を
賄えば、国債を発行せずに財政を賄えて資金供給量を増やせると説明し
た。
同席した岩田日銀副総裁がたまらず「中央銀行が国債を直接引き受け
るのと同じ。財政規律を失い、金融政策の独立性確保も難しい」と反発
すると、スティグリッツ教授は「世界的に中央銀行の独立性があれば経
済が回復するとの証拠はない」と反論。政府紙幣の発行量に制約を設け
れば、財政規律を守ることができると指摘した。
黒田東彦内閣官房参与(前財務省財務官)は「日銀がもっと大量に国
債を購入することが現実的」と、両者の間を取る形で日銀に一段の金融
緩和を要望。「政府紙幣論」は今後の金融政策論議でも尾を引きそうだ。