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ブリュッセル 4月16日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が16日発表した3月のユーロ圏12カ国の消費者物価指数(HICP)確報値は前年同月比で2.4%の上昇と、前月と変わらず、11カ月ぶりの高水準を維持した。ただアナリストらの間では、域内景気の低迷や、エネルギー価格の下落により、物価上昇圧力は今後弱まるとの見方も浮上している。
同確報値は、先月31日発表の速報値や、ブルームバーグ・ニュースが実施した調査の予想中央値と同水準で、欧州中央銀行(ECB)の目標(2%未満)を引き続き上回っている。また前月比は同0.6%上昇し、前月(同0.4%上昇)と予想中央値(0.5%上昇)をともにやや上回った。
3月のエネルギーを除くHICPは前年同月比で1.9%の上昇と、前月と変わらなかった。エネルギー、食品、アルコールやたばこを除くコア部分は同 1.8%上昇と前月(1.9%上昇)から伸び率がやや弱まった。
3月のEU加盟15カ国のHICPも前年同月比で2.3%の上昇と、2月と同水準。前月比では0.6%上昇と、前月(0.4%上昇)から伸び率を強めた。
ブリュッセル Emma Vandore ロンドン 吉崎美帆 Miho Yoshizaki
Last Updated: April 16, 2003 06:39 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aBRGzyDrplVo&refer=top_kaigai