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北見魚菜卸売市場(株)(資本金1800万円、北海道北見市東相内町39-1、奥寺利行社長、従業員100人)は、4月14日に釧路地裁北見支部へ民事再生法を申請した。
申請代理人は荻原怜一弁護士(北海道北見市北斗町3-1-9、電話0157-61-3958)。
同社は、1912年(明治45年)に道庁令により(資)野付牛魚菜市場として設立された。69年に北見市公設地方卸売市場に入場、91年には北市北見総合食品卸売市場(株)の自主廃業によりその営業権を継承した。途中、民設である丸北留辺蘂地方卸売市場、丸北置戸地方卸売市場を開設し、管内最大手市場として管内流通の中心となっていた。
水産物(鮮魚・冷凍・加工品)、青果(果実・蔬菜)、一般食品、花卉を扱い、2002年12月期の年売上高は約239億4400万円、経常利益約1億1800万円を計上していた。しかし、本来市場の営業主体であるセリの事業比率は年々下降、通常の卸売りの比率が高くなり、収益性は下降気味となっていた。
北見市の台所として流通の中核を担っていた当社は、管内の地元資本大型量販店が相次いで姿を消す商環境のなかでも、大手量販店との取引を拡大して取扱い規模を維持してきた。とくに、市場として地域を支えていることもあって地元企業を傘下におさめ、仕入・販売の支援をしてきた。
しかし、過年より決算数値の不透明さが指摘され、親密取引先との多額の不明瞭な取引があったことで注目されていたが、決済見通しが立たなくなったことから、今回の措置となった。
負債は約134億円。
こんなものまで倒れては、地域の流通はどうなるんだろう?