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[ワシントン 11日 ロイター] 福井日銀総裁は、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に臨むにあたって、世界的にデフレ傾向の強い経済になっているとの認識を示したうえで、会議では日銀の今後の金融政策方針について表明していきたいと述べた。
ワシントン到着後、記者団に対して述べたもの。
福井総裁は、G7会議に期待することとして、「イラク戦争後の世界経済について、市場もそれを正確に読みたいとみている。世界各国の経済政策運営にあたっても、戦争後の世界経済をどう読み取るかが非常に大事で、重要な会議のタイミングだと思っている」と述べた。
さらに、世界が日本のデフレ克服に注目し総裁の手腕に注目していることについては、「デフレ傾向の強い経済は世界共通の現象になっている。日本が先頭をきってデフレ経済の経験を長年やってきているので、克服という点でも先頭きって成果をあげなければならないと思っている」との抱負を語った。
グリーンスパン米連邦準備理事会(FRB)議長との会談では、「同議長は米国経済について、戦争が終わればすっきり回復するだろうと説明しているので、その点変わりがないかどうか聞きたい」とした。
一方、IMFが世界経済見通しを下方修正した報告のなかで、日本の金融政策について物価安定目標の設定が望ましいとの考えを打ち出したことについては、「景気を持続的回復のパスにのせることと、物価基調の改善は表裏一体の問題だ。この点について、日本の経済政策の組み立て方がどうなっているか、日銀の金融政策がこれからどういう組み立て方をしていくか会議で表明していきたい」と述べた。
米財務長官が日本経済の答えは金融政策にないという趣旨の発言をしていることについては、「日本の経済が直面している問題は金融政策一本槍では解決できない。民間の努力、政府の努力、中央銀行の努力が平仄あっていなければならない。構造改革が一層加速するのが前提となって政策成果があがりやすいだろう。そういう趣旨であれば意見の相違はない」と述べた。(ロイター)
日銀総裁は、世界各国からバカにされているという自覚がないようで・・