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4月11日 23:26
新型肺炎:
海外生産停止に備え 松下電器が検討
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20030412k0000m020129000c.html
松下電器産業の少徳敬雄常務(海外担当)は11日の記者会見で、新型肺炎、SARSの影響で、現地生産が止まった場合の対策を検討し始めたことを明らかにした。
同社は、SARSが猛威をふるっている広東省にエアコンや冷蔵庫、ファクスなどの生産拠点を置くほか、中国製部品・材料の3〜4割は同省の業者から調達している。少徳常務は「現地工場で感染者が出ると、工場が閉鎖される可能性がある。部品・材料の製造、供給が途絶えると、日本やアジアの生産への影響は深刻だ」と指摘した。対策としては、部品調達先の変更などが考えられるだけで、今の段階では良い案はない。
少徳常務は「アジアでは、消費者がショッピングセンターに行かなくなり、需要にも響く。影響はイラク戦争の比じゃない」と、思いがけないリスクに頭を痛めている。 【山本明彦】
[毎日新聞4月11日] ( 2003-04-11-23:23 )
http://www.mainichi.co.jp/index.html