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【シンガポール=宮内禎一】昨年の世界主要港のコンテナ取扱量で6位までをアジアの港が独占したことが明らかになった。香港、シンガポールが1、2位を維持し、「世界の工場」として躍進する中国の上海、深センが急伸、順位を上げた。東京港など日本の低迷も目立つ。世界の物流のアジア依存が一段と強まっていることを示しており、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)」の世界経済への影響も懸念される。
各国・地域の港湾当局などがまとめた昨年のコンテナ取扱量では前年5位の上海が台湾の高雄を抜き4位、8位の深センが欧米港を抜いて6位に浮上した。取扱量が前年比36%増加した上海では新コンテナターミナルが先月から正式稼働し、さらに増加が予想される。 (16:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030407AT2M0401H07042003.html