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森田実氏:2003.4.6 「日本再生の道」研究――『老子』を知れば道は開ける[6]
http://www.asyura.com/0304/hasan25/msg/301.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 07 日 19:05:24:

(回答先: 森田実氏:2003.4.5 「日本再生の道」研究――『老子』を知れば道は開ける[5] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 07 日 19:04:30)


地方と農村の興隆こそ、日本の長期的な再生の道である
「谷神(こくしん)は死なず。これを玄牝(げんびん)と謂(い)う。玄牝の門、これを天地の根と謂う」(老子)


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【谷間の神霊は永遠不滅である。これを玄妙不可思議な雌という。谷は「母なるもの」。母なるものの門、それが天地の根元である。】
 ここには自然の強靱な生命力を賛美する老子の思想の神髄が示されている。

 2003年4月――4年に一回行われる統一地方選の月である。4月13日には都道府県と政令指定都市の首長と議員の選挙が行われる。後半の4月27日には市町村の首長と議員および国会議員の補欠選挙が行われる。
 前半の選挙で注目されているのが、東京、北海道、神奈川、三重、佐賀の知事選だ。
 このうち東京は中央の政局動向との関連で注目されている。石原知事の再選は確実と見られているが、批判票の数によっては石原氏の国政への道に影響が出る。圧勝すれば「石原首相待望論」は高まる。逆もあり得る。石原氏の得票率が意外なほど低かった場合はとくに影響が大きい。「石原首相」の可能性がきわめて低いということになれば、都政における石原氏の求心力は低下する。マスコミの石原礼賛のトーンが下火になるかもしれない。いままでは石原都政への都民の不満は、石原氏に過剰な好意を抱くマスコミによって無視されてきた。しかし石原氏の求心力が衰えれば、いままでマスコミによって軽視されてきた都民の不満が表哩サしてくる。これとともに日本唯一の繁栄の極である東京のもつ矛盾が明らかになる。この方向へ動く可能性がある。東京バブルは終焉に近づく。
 北海道、神奈川、三重、佐賀の4知事選には、現職知事引退、乱立といえるほどの多数の立候補者による激戦、という特徴がある。この原因は、旧来の地方政治の基盤の崩壊によって、自民党が知事候補者を調整する力を失ったことにある。
 小泉構造改革の「優勝劣敗」「東京重視・地方軽視」政策により、地方の衰退は著しい。経済状況は悪化の一途だ。地方財政は逼迫し、自治体の力は衰えており、前任者が後継者を指名する力はない。そのうえ地方の有権者の政治不信は深刻である。
 地方再生は日暮れて道遠しだ。
 他の知事選――岩手、福井、鳥取、島根、福岡、大分――は無風選挙の傾向が強い。鳥取県の場合は現職知事が無投票当選することになった。他の県では有力対立候補が見えない。これらの県では投票率の低下が心配されるほど政治が無気力である。有権者の政治的無関心が蔓延している。
 もう一つの大きな選挙は44道府県の議員選挙だが、過去の選挙に比べて無投票当選者が急増している。挑戦者が激減しているからだ。政治家をめざす人間が少なくなっているのである。選挙が行われる場合も、真の激戦区というのはほとんどない。
 4月27日投票の市町村レベルの選挙にも同様の傾向が見られる。この背景にあるのは地方・地域の衰退である。これは、政府の今日までの官僚的な中央重視政策の結奄ナある。小泉内閣の構造改革は地方破壊を急激に進めている。
 地方・地域には、自然がある。農業がある。自然と農業は人間社会の活力の源泉である。
 日本の再生のためには、自然環境の保全、地方・地域の経済の活性化、農業の再興が必要である。
 小泉政治は米国への忠誠第一主義をとっている。国内では東京圏繁栄第一主義である。「勝ち組」優先である。
 このような貧しい小泉政治をやめさせて、自然のもつ本来の活力を旺盛にする政策をとらなければならない。
 政策転換の時が近づいている。いまこそ、母なる自然と農業を蘇らせるために、小泉政治を終わらせなければならないと思う。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C0541.HTML


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