現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産25 > 263.html ★阿修羅♪ |
|
WSJ-4/4ウォール・ストリート・ジャーナル ハイライト
---米ヘルスケア大手ヘルスサウス(HLSH)による粉飾決算を捜査している検察当局は、3日、最高情報責任者で元副経理部長のケン・リブセー氏を含む複数の同社幹部が、 司法取引に応じ、有罪を認めたと発表した。一方、前最高経営責任者(CEO)で創業者 のリチャード・スクラッシー氏は、初めて公に疑惑を否定した。検察当局は、幹部ら との司法取引によって外堀を埋め、スクラッシー氏の刑事責任を立件することを目指しているとみられる。企業詐欺捜査における検察版「衝撃と恐怖」戦略として原型と なりそうだ。
---米たばこ・食品大手アルトリア・グループ(旧フィリップ・モリス)(NYSE:MO)の米国内たばこ部門、フィリップ・モリスUSAが、「ライト」たばこをめぐる集団訴訟で 、控訴する場合は120億ドルの保証金を担保として入れるよう裁判所に命じられた問題で、イリノイ州上院の執行委員会は3日、保証金の上限を設定する法案を否決 した。フィリップ・モリスUSAには、選択肢がまだ残っているが、この法案に最も大きな期待をかけ、イリノイ州議会の議員らに対してロビー活動を行っていただけに、否決は打撃となった。
---3日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が3営業日ぶりに反落した。米軍が首都バグダッドに迫り、イラク戦争が早期に終結するとの期待が高まっているものの、この日は、ダウ構成銘柄のアルトリア・グループが、終盤に急速に伸び悩
んだことが響いた。ダウ平均の終値は、前日比44ドル68セント(0.54%)安の8240ドル38セント。ナスダック総合指数は、同0.14ポイント(0.01%)安の1396.58、S&P500種指数は同4.45ポイント(0.51%)安の876.45で引けた。
---米航空3位のデルタ航空(NYSE:DAL)は3日、リオ・マリン会長兼最高経営責任者(CEO)が03年度の報酬を数百万ドル返上する意向であることを明らかにした。米議会では、イラク戦争の影響によって今年の業界全体の赤字額が数十億ドルにのぼる見込みとなった航空業界への資金援助策について協議しており、そうした中での同CEOの判
断となった。一方、02年の給与および賞与220万ドルや株式報酬約470万ドルは返上しないという。
---カナダの企業債権者調整法に基づき、オンタリオ州の裁判所に1日、会社更生手続きを申請したエア・カナダ(ACNAF)が、株式の買い手候補数社との協議を開始した 。カナダ最大、世界でも11位の航空会社エア・カナダは、人件費の2割削減お
よび所有機数や路線数の低減を通じて立て直しを目指す。協議をはじめたのは、経営難に陥った航空会社への投資実績をもつ未公開企業投資会社の米テキサス・パシフィック・グループ。テキサス・パシフィックの広報担当者、オーウェン・ブリックシルバー氏 は「エア・カナダのビジネスは魅力的だ」と述べた。両社は昨年にも協議を行ってい たが、合意を得るまでには至らなかった。
(4月4日付のWhat's Newsより)