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[日経] 株、8000円挟みでこう着のなか個別物色に・立花証券の平野氏
【NQN】平野憲一・立花証券情報企画部長 来週の株式市場は日経平
均株価が8000円を挟んだこう着相場が続くと予想する。来週、米軍がイ
ラクの首都バグダッドを制圧するような事態に発展すれば、米国株相場
が大幅高になることもあり得る。ただ、企業業績や日本経済の状況を考
えれば、日本株相場の一段の上昇は考えにくい。半面、値がさの優良株
が下げ止まっているのをみると、相場が大幅に下げることもないだろう
。相場に方向感が出ないなかでは、今週と同様に、個別銘柄を物色する
動きが続きそう。
新年度に入って、有力な買い主体として公的資金に期待が高い。年金
資金運用基金(年資基金)は2003年度に1兆7000億円を株式市場に投入
する計画を明らかにした。半面、国の厚生年金の代行部分を返上するた
めに年金基金が株式を売る動きがあり、年金セクターだけをみれば今年
度は売り主体だ。年金に買い手として過大な期待はできない。
株式市場は買い要因が見当たらず、日経平均株価は3月に株式相場が
急落する前のレンジ相場だった8300―8800円ゾーンを超えていくのは難
しそうだ。もし、このゾーンを超えるとすれば、きっかけはソニーによ
る自社株買いの実施だろう。ソニーが今年度に入って実際に自社株を買
ってくれば、日本を代表する企業の経営者が株価が安いと判断したこと
になり、好材料に映るだろう。
相場がこう着するなかでは、個別銘柄物色が続くだろう。経済全体や
マーケットの先行きが不透明な状況で、確実に見通せるのは個別企業の
足元の業績改善くらいしかない。立花証券では、最近のリポートで業績
改善が見込める銘柄を取り上げている。株価が低位で業績の好転が見込
めそうな銘柄は個人投資家による買いが続きそうだ。