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三井住友フィナンシャルグループは3日、熊谷組と飛島建設の経営統合に伴う金融支援などで新たな損失が発生することから、2003年3月期連結決算の業績予想を4日にも下方修正する方針を固めた。税引き後利益は300億円の黒字予想から3000億円台の赤字に転落し、2年連続の赤字決算となる見通しだ。
三井住友は昨年11月時点で、今年3月期の不良債権処理に伴う損失を7000億円と見積もっていたが、熊谷組に対する2800億円程度の金融支援や、金融庁の特別検査による引当金の上積みなどが新たに発生した結果、不良債権処理損は1兆円を超える見通しになった。昨年3月期の1兆5000億円に続き2年連続で1兆円超の処理損失となる。
さらに、株価の低迷による保有株式の減損処理も膨らみ、最終的に赤字転落が避けられなくなった。
(2003/4/3/14:48 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030403ib05.htm