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[日経] 株、買い手不在で強気になれず・高橋氏――小型成長株に注目
【NQN】高橋英一郎・新光証券エクイティ部副部長 株式相場は目先
、イラク情勢の変化などを受けて多少は上下するだろうが、根本的には
強気転換できないとみている。理由の一つは需給のゆがみだ。企業年金
の代行返上など売り手ばかりが目立つ中、買い手は公的資金や一部個人
しかいない。米国経済に懸念が高まれば外国人投資家まで日本株の売り
手になるだろう。参加者不在は一朝一夕に解決できない問題だ。
もう一つの不安は、銀行株が下げ足を速めていることだ。これが相場
全体に暗い影を落とし始めるようだと、日経平均株価はバブル経済崩壊
後の安値(7862円43銭)を下回る可能性も否定できない。
こんな環境下で投資戦略を練るとすれば、日本経済の厳しさとは関係
なく業績を伸ばしていける小型成長株を厳選することしかない。最近で
はカメラ付き携帯電話などに使うCCD(電荷結合素子)関連装置を扱
うインターアク(7725)や、液晶関連装置のクボテック(7709)、Vテ
ク(7717)などがにぎわっている。小型株は株価が大きく動くので投資
のタイミングには注意が必要だが、証券会社の自己売買部門の追随も入
りやすいだけに活況はしばらく続くのではないか。
[日経] 日経平均大引け・続伸――後場に時価総額の大きい銘柄に買い
【NQN】2日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。終値は前日比83
円13銭(1.04%)高の8069円85銭。1日の米国株相場が上昇した流れを
引き継ぎ、国際優良株に買いが先行した。後場に入るとNTTなど時価
総額の大きい銘柄が上げ、新年度入りで公的資金が買い出動したとの観
測が出ていた。半面、みずほFG、三菱東京FG、三井住友FGが上場
来安値を更新するなど銀行株は大幅安となり、日経平均株価の上値が抑
えられた。東証1部の売買代金は概算5310億円(速報ベース)。
◇[日経]株、構造問題が重しで低迷無気力相場続く・大和総研の三宅氏
【NQN】三宅一弘・大和総研チーフストラテジスト 株式相場は依然
として低迷、無気力相場が続いている。短期的にはイラク問題が重しだ
が、根底には日本固有の課題である銀行の不良債権問題やデフレ進行に
伴う総需要の低迷といった構造問題が解決されていないことがある。企
業収益の面では、コスト削減や海外事業の収益への貢献に伴い、2003年
度も10%程度の増益基調は期待でき、イラク情勢次第では5月から6月
にかけて業績好転を織り込む場面もあるだろう。ただし、政府が日本経
済の根本問題に対して本気で取り組む姿勢をみせない限り、日本株相場
の底入れとはなりにくいのではないか。
政府は、財政出動を伴う経済対策を早く打ち出すべきだ。特に金融シ
ステム問題に対して、財政資金を投入すべきだ。方法としては、銀行資
本に対する資金注入よりはむしろ、銀行の不良債権を実質簿価で買い上
げるといったRCC(整理回収機構)の積極活用が効果的と考えている。