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(回答先: 4月の英生産者物価:出荷価格は前月比0.1%低下‐予想外、原油安で [ブルームバーグ] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 12 日 23:49:28)
【ロンドン=佐藤大和】英国のユーロ参加問題が産業界を巻き込む論争に発展してきた。ユーロ導入の是非を巡る国民投票の年内実施を見送る意向のブレア首相に対し、日米欧の外資を含む有力企業首脳が英国で事業を続ける条件として早期参加を突きつけた。6月に政府方針の決定期限を控え、同首相は難しい判断を迫られる。
ボーダフォンやBP、ユニリーバなど英国系の有力企業首脳ら26人は12日、首相あてに「ユーロ参加見送りは英国の競争力に深刻な打撃を与える。その覚悟はあるのか」と厳しく警告する連名書簡を送った。ボーイングやフィリップス、NECなど日米欧の外資系幹部も名を連ねた。書簡によると、1999年まで英国は 欧州向け直接投資の3割を引き付けてきたが、昨年はこの割合が5%に低下した。
ブレア首相は堅調な英景気に比べて低迷するユーロ圏景気の現状を踏まえ、すでに「年内の国民投票↓2005年のユーロ参加実現」という最短シナリオを断念したとされる。焦点は2006年以降、どれだけ早い時期の参加を目指すかだ。
トヨタ自動車や日産自動車は英国に欧州最大の生産拠点を置くが、最近までのポンド高で巨額の輸出為替差損を被ってきた。英国がユーロ圏に入れば為替リスクから解放されるため、これまでも英政府にたびたびユーロ参加を要請してきた。
http://markets.nikkei.co.jp/news/hot/hotCh.cfm?id=d2m1300513&date=20030513&ref=1