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1ドル=116円ちょうどまで円高が進んだ8日のニューヨーク外国為替市場で、日本の通貨当局が最大7000億円規模の円売り「覆面介入」を実施したとみられることが12日、日銀が発表した当座預金残高で分かった。市場関係者の間では、政府・日銀が116円台を防衛ラインとして据えたとの見方が強まっている。日銀当座預金残高の動向によると、12日になって、金融市場で政府資金が予想外に約8000億円もだぶついていることが判明。「40億―60億ドル(約4600億―約7000億円)程度の円売り介入の資金ではないか」(東短リサーチの加藤出エコノミスト)とみられている。輸出企業に為替差損をもたらしかねない115円台に上昇しかけた際、急に円が売られており、「介入があったとしても不思議でない値動き」(三井住友銀行の宇野大介アナリスト)だったとの声も多い。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/keizai/20030512/20030512a2360.html