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国内の金融市場で債権の証券化が活発になっている。ドイツ証券東京支店の調査によると、債権を担保とする証券化商品の2002年度の発行額は5兆3409億円。前年度に比べて31%増加し、過去最高額に達した。リスク資産の圧縮に努める銀行が相次いで企業向けの貸出債権を手放し、債務担保証券(CDO)として転売しているためだ。
昨年度のCDO発行額は前年度の3.8倍の1兆3270億円で、証券化商品の中で最も高い伸びを示した。みずほコーポレート銀行など都銀が大量に発行。長期金利の低下で運用難に陥った機関投資家が積極的に購入したもようだ。
2003/05/11 07:00
http://markets.nikkei.co.jp/news/hot/hotCh.cfm?id=d1f0701b10&date=20030510&ref=1