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大手銀行の株主構成が変化している。四大銀行グループの法人持ち株比率は2003年3月期に前期比1―4ポイント程度低下したもようだ。銀行が持ち合い解消を進めたことで、企業が保有銀行株を売却した。個人や外国人の持ち株比率は上昇している。比較的短期の収益を重視する株主が増えたことで、銀行の経営姿勢にも影響を与えそうだ。
2001年に成立した銀行等株式保有制限法では、銀行に対し、2004年9月までに保有株式を中核的自己資本の範囲内に収めるよう定めている。銀行経営が株価の変動に左右されないようにするためだ。大手銀行は保有していた取引先企業の株式売却を急いでおり、企業側の銀行株売却も加速している。このため法人の持ち株比率(金融機関分除く)は1年前より1―4ポイント低下し、30―38%程度になった。50―60%程度だった1990年代末と比べると、大幅に下がった。 (07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030510AT1F0901C09052003.html