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(回答先: 東京円大幅上昇、116円台前半 投稿者 小耳 日時 2003 年 5 月 08 日 18:05:42)
[東京 8日 ロイター] 林財務次官は、このところの為替相場の動きはやや急激だとの認識を
示したうえで、必要によっては断固たる措置で対応すると述べた。
定例会見で述べたもの。
林次官は、米国経済について、「言われているほど弱くない、意外と底固い動きを示していると認
識している。米経済動向は、日本経済にも大きな影響を与えるため、注意深く見守っていきたい」と
述べた。
そのうえで、為替相場について、「このところの動きはやや急激だ。為替は、経済のファンダメン
タルズを反映して安定的に推移することが望ましいと思っており、適切に、必要によっては断固たる
措置を講じることで対応したい」と述べた。
ドル下落の背景については、「為替の動きの具体的な要因は、米経済、世界経済、国際情勢などみ
たうえで、マーケットの中で決まっていく。様々な思惑を踏まえた動きであり、(ドル下落の要因に
ついては)コメントを控える」と述べるにとどまった。
与党が取りまとめた「当面の緊急金融・経済対策」のなかには、政府保有のNTTやJT株につい
て、市場が好転するまで売却を凍結することが盛り込まれた。この点について、林次官は、2003
年度予算でそれぞれ100万株、30万株の売却が予定されているとしながらも、「株式市場の状況
を慎重に見ながら判断していくことになる」と述べた。
また、予算の前倒し執行については、「予算成立直後の閣議で、機動的な執行に努めるとなった。
そうした方針に基づいて、円滑に執行していきたい」と述べた。
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200305080036.html