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世界支配のためのイラク攻撃[ビルトッテン]
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投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 29 日 15:51:17:ZR5JcjFY1l.PQ

世界支配のためのイラク攻撃[ビルトッテン]
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=576
From : ビル・トッテン
Subject : 世界支配のためのイラク攻撃
Number : OW567
Date : 2003年3月28日
 戦争が始まってしまった。アメリカが始めたのは、イラクとの戦争ではない。アメリカはヨーロッパ、ロシア、中国との戦争を始めたのである。アメリカの忠実な僕(しもべ)である小泉首相が支持を表明したこの戦争は、実は日本に対する戦争でもあるのだ。

(ビル・トッテン)

世界支配のためのイラク攻撃

 関が原の合戦が徳川家康が日本を統一するために行った戦いの一つにすぎないように、イラク攻撃はアメリカが世界支配を達成するための、一つの合戦である。アメリカの目的はイラクを征服して戦後の日本で成し遂げたように、米国の傀儡政権をイラクにつくることである。そして、そこからイラクはもちろん、イランやサウジアラビアの石油を支配することだ。

 そのために新たな戦いが必要であれば、また理由を見つけて、見つからなければねつ造してでも攻撃を行うであろう。戦場は中東だけではない。ベネズエラやコロンビアでも、石油の支配権を手にするためにはアメリカは同じように自分の目的を阻む者への攻撃を行うであろう。

 アメリカは先進工業国にとって最も重要な資源である石油をその手中に収めたいのである。ドイツ、フランス、日本といった先進国は、その経済を石油の輸入に依存している。もしアメリカが石油価格をその意のままに上下することができれば、例えばアメリカの要求をロシアが聞かなければ石油価格を下落させることによって、石油輸出国であるロシア経済はまひするだろうし、アメリカの要求をドイツや日本に聞かせたければ石油価格を高騰させるという脅しをかけることができる。

 ロシア、ドイツ、フランスはこれを理解していたためにイラク攻撃に反対した。しかし永田町はこれを理解できなかった。日本政府がこれを理解できなかったことは、アメリカが日本の資金に頼っている事実を考えると二重に皮肉なことである。ブッシュにとって日本は都合のよい金庫なのだ。必要なときに必要な資金を調達してくれる便利な金庫である。これまでもそうだったし、これからもそうだろう。日本はそれを切り札として使うこともできたし、使うべきだった。もしアメリカが日本の国益に反する政策や行動をとろうとすれば、それに対して拒否権を出すべきだったのだ。

 しかし永田町の傀儡政権は、北朝鮮からの攻撃を守ってくれるのはアメリカしかないということをここであらためて強調し、米国の属国であることを自ら表明した。そして日本のメディアは日本政府を助けるために、テポドンや難民が日本へ押し寄せてくるといった、北朝鮮への恐怖や憎悪をひたすら国民にあおり続けた。そして日本一国だけで日本の防衛は不十分であり、米国は「日本への攻撃は米国への攻撃と見なすと言ってくれたただひとつの国で、それを忘れてはならない」とし、日米同盟にしがみつく姿勢を支援した。

 しかし日本にとって真の脅威は北朝鮮ではなく、アメリカであり、日本が言いなりになってアメリカに追随すればするほど、日本の危険は大きくなる。日本はいまドイツやロシアのように、アメリカに依存しない、アメリカから独立した態度をとるべきなのである。そして米国を経由した間接的な外交ではなく、西欧諸国だけでなく韓国、北朝鮮を含むその他のアジア諸国とも、日本は独自の直接外交を行うべきなのだ。しかし小泉首相の発言を聞く限り、日本はアメリカ追随を今後さらに強めていくであろう。小泉首相は、23日防衛大学校の卒業式でこう述べた。「米国は大量破壊兵器の廃棄という国際社会の大義にしたがって犠牲を払おうとしている。これを支持し、支援するのは当然だ」。

 そのアメリカはわずか数日間でイラクに対してハイテク技術を駆使した新型の大量破壊兵器を投入した。巡航ミサイル「トマホーク」は400発以上と、すでに湾岸戦争時を大幅に上回っている。国連を無視し、ドイツやフランス、世界の多くの人々の反対を押し切って開戦したアメリカが今探しているのは、イラクの大量破壊兵器だろう。

 3月7日、国連主任武器査察官ハンス・ブリックス氏が国連安保理で報告を行ったがメディアはその報告にほとんど言及しなかった。理由はその報告がブッシュ政権が望んでいたものとは全く反対の内容だったからである。ブリックス氏の報告は事前通達なしにイラク上空を査察機が飛行すること、イラク科学者との個別インタビューを認めることなど、多くの点でイラクが査察に協力していることを強調していた。またブリックス氏は査察を続けるべきだと言っていた。

 おそらくアメリカは近いうちに、ブリックス氏も、また湾岸戦争以降の執拗な査察でも見つからなかったイラクの大量破壊兵器を「発見」するか、または「証拠」を見つけたというであろう。そしてそれを、イラク攻撃を正当化するものとして攻撃に反対した国や人々に提示するだろう。米軍にとってイラクの大量破壊兵器を発見した「証拠」を出すことは容易なことだろう。なぜならその証拠を米軍がこっそり置けばよいだけだからだ。そして「証拠」さえあれば自分たちのイラク攻撃は正当化されるのだから。証拠のねつ造ほど腐敗した正義はない。しかし世界を支配するためなら、アメリカはそれすらいとわずに行うのであろう。

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