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(回答先: 日銀、3月末越えオペに苦悩? 「市場との対話」を問う声も [Quick] 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 29 日 10:08:23)
★日銀当座30兆円超:しかしタイトになるコール市場 [Quick]
本日の無担保コール市場は日銀当座預金が26兆円に達したためオーバーナイトの運用希望が溢れかえっていた。しかし、週明け3月31日の日銀当座預金は史上最高の31兆円前後に上昇すると思われるが、無担保コールの運用希望は激減することが予想されている。都銀、信託、地銀、第二地銀の大半が余剰資金の運用を一時停止して日銀当座預金に空前の規模で超過準備を積み上げることを予定している。31日は国庫から民間銀行に対して「財政諸払い」が4兆円近く実行されると思われるが、その資金の大半は日銀当座預金に眠ることになるだろう。このため、31日にオーバーナイトの調達を多めに残している金融機関があるとすれば注意が必要となる。
期末日に特有のこのような現象は、ここ1〜2年、半期毎に激しくなってきている。原因としては次の点が考えられる。
@ 株の下落によって期末の自己資本比率が厳しい状況にある金融機関は、リスクウェイトがゼロである日銀当座預金を資金の滞留先としてより好むようになっている。また、普段の市場の金利水準がゼロ%近辺であるため、その傾向は尚更強まり易い。
A それに加え、期末日のバランスシートの数字を早めに固める傾向が以前より強まっている。このため、期末に近づいて金利が上昇してきても、現場のディーラーはそのチャンスを利用して利鞘を稼ぐ取引を行うことができない。つまり、金利裁定が異常に働かなくなる。このため、3月31日は日銀当座預金が30兆円を突破しながらも、市場での資金運用希望は極めて薄いという不気味な状態になることが予想される。