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東京 3月26日(ブルームバーグ):自動車大手5社が26日まとめた2月の生産、販売、輸出実績によると、輸出と国内販売の伸び悩みにより、トヨタ自動車など3社の国内生産が前年同月と比べて減少した。一方、海外生産は、中国をはじめとしたアジアや欧州などで現地生産化が進み、全社そろって増加した。
国内生産では、トヨタが北米、欧州向けの輸出が減り、前年同月比1.6%減と6カ月ぶりに前年同月を下回ったほか、ホンダが同13%減と8カ月ぶりに、三菱自動車も同9.6%減と4カ月ぶりに、いずれもマイナスに転じた。 一方、日産自動車は同21.5%増と12カ月連続でプラス。2月に発売した新型高級セダン「ティアナ」の効果やコンパクトカー「マーチ」などの好調が続いた。「デミオ」などが好調なマツダも同5.4%増と8カ月連続で前年同月を上回った。
国内販売(含む軽自動車)では、日産自の同18.6%増をはじめ、トヨタが同5.8%増、マツダが同12.6%増と3社が増加。小型車「フィット」以外の車種が伸び悩んでいるホンダは同21.4%減、三菱自動車も軽自動車の販売低迷で同 9.3%減となり、いずれも5カ月連続でマイナスとなった。
海外生産では、ホンダが同29.1%増と26カ月連続で前年同月実績を上回ったほか、トヨタがアジア、オーストラリアでの生産を増やし、同6.7%増と14 カ月連続で前年同月を上回った。輸出は、トヨタを除く4社がプラス。ただ、トヨタをはじめ、各社いずれも米国向けが減少した。
5社の株価終値は、トヨタが前日比80円(2.8%)高の2905円、日産自は同13円(1.6%)高の853円、ホンダは同30円(0.7%)高の4180円、三菱自は同8円(2.8%)高の290円、マツダは同4円(1.8%)安の227円。
東京 白木 真紀 Maki Shiraki
http://www.bloomberg.com/jp/news/shihyo.html?s=APoF3nCNtjqmTro7U