現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産24 > 286.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 貿易黒字2カ月ぶりにプラスに転換 上昇傾向にある原油価格が影響 [株ZAKZAK] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 24 日 19:55:17)
2月の輸出金額(季節調整値)は前月比+2.1%と増加した。BNPパリバ証券会社・経済調査部ジュニアエコノミストの加藤あずさ・さん(Azusa Kato/Junior Economist, BNP Paribas Securities(Japan) Ltd.)は、輸出は2002年前半に 大きく増加した後、7-9月:前期比▲3.5%、10-12月:同+9.1%、1-2月は再び減 少に転じ、ボラタイルな動きとなっているが、「均せば7−9月から年明けにかけて もほぼ横這いが続いている」と語る。
<全体の輸出が横這いの背景には、対米輸出の減少> 対アジア輸出は年明け以降も引き続き拡大基調が続いている。これは、中国経済のブームを背景に、対中国輸出が急増していることに加え、 イラク情勢の緊迫化を受けて在庫積み増しが行われていることが背景にある。 全体の輸出が横這いに止まっている背景には、「対米輸出が年明け以降減少していることがある」と言う。1、2月の対米輸出の減少は、まず10−12月の急増の反動減が大きいが、企業 部門を中心とした米経済の回復の遅れも影響している。もっとも、年明け以降の ISM指数・米鉱工業生産・米耐久財受注は、米国の製造業が改善傾向にあることを示しおり、「対米輸出がこのまま落込む可能性は小さい」と見ている。
<02年のような輸出回復を期待できず> 戦争が短期に終結し、企業の不確実性が払拭されれば、これまでの金融財政政策の効果もあって、「米経済 は7−9月から回復に転じると思われる」。 米国経済が回復する7−9月までは、中国向けの輸出の急増もあって輸出は横這い が続くとみている。しかし、02年にみられたような輸出回復を期待することは難 しい、と言う。