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米英軍によるイラク攻撃が遂に始まってしまった。私の投稿は、対米追随、日本国益の為に米英攻撃賛美と批判されるが、非常に遺憾である。これから幾千万の悲劇が起きるかと思うと、心が張り裂けそうである。
9.11炎上するWTCビルを呆然とCNNで観ていて、何も出来ないもどかしさを感じた時とどこか似ているが、長期化した場合、これから起きるであろう世界や、世界経済の悲劇を考えると、無能なトップを頂く日本の未来に対して、更なる絶望感を感じる。
今回の戦争が世界経済に影響を予測する上で最も重要なのは、短期決戦となるかどうかだ。本当に短期で終了するのだろうか?疑問を持ちたくなる要素は多い。第一波攻撃で、フセイン、ウダイ親子が死亡したならば、短期終了の可能性はある。現在ほとんど、無抵抗のまま米英軍は、高速でバクダッドへ迫りつつあるようだ。
短期終了を予測して、NY市場は7連騰している、とっても危険だ。長期化泥沼化したら時の反動が恐い。真珠湾攻撃後、戦勝ムードに酔い、必勝を信じた旧大日本帝国臣民の心理状況に近い。戦争開始後NY市場の反騰は予想されていた事だが、あまりに短絡的に短期戦勝を信じきっている。東京市場も、市場関係者なら誰でも予想していた事だが、開戦ニュースが流れても、予想どうり上昇した。
開戦が決意されてから、3日続騰した東京株式市場ですが、大笑いしてしまうのは、政府当局者の相場観のなさ、マーケットに対する無知だ。米国のイラク攻撃時東証が大暴落するのを未然に防ぐ為に、東証を閉鎖することを考えると発表していた。マーケットというものは、事前に予想されるイベントは、予想された時点で織り込む、基本的な原理だ。事前に危機に対応する用意することは悪くないし、そうすべきだ。当局者は、マーケット基本原理を理解していない、素人トーシローであることを露呈した。!!!!!閉鎖!!!!!で喜ぶのは、投稿者Mさんぐらいか?(Mさんジョークです)
今回のイラク攻撃は、万全の準備を整え、山を動かした、湾岸戦争の時と比べると、杜撰な政治的根回し、準備不足は否定できない。特に作戦の根幹にかかわる、北部よりの攻撃が出来ない状況で、攻撃を仕掛けるのは、いかに装備が格段の差があろうとも、軍事的には危険な賭けであろう。特に、バクダットまで補給線が伸び切った時点でのゲリラ抵抗で補給線を寸断した場合、最強のM1−A2戦車も鉄の棺に化してしまう。
ブッシュJrは本当に勝利を目指すのでなく、世界に混乱を齎す事が目的ではないのだろうか?未だに疑ってしまいます。「軍事行動は予想されるより長期化したり困難だったりする可能性はある」。宣戦の演説をしたブッシュJrのこの言葉が心に引っ掛かった。「短期決戦」の期待をはぐらかす内容だったためだ。ブッシュJrは、長期化泥沼化した場合でも「継続的な関与」が可能な米国の強さを訴えたかったようだ。
短期決戦の場合、米国経済への悪影響は小さく、むしろ先行き不透明感が払しょくされ、リスク資産を回避する傾向が修正される。方向性としては米国株式とドルに対して上昇圧力がかかることになる、NYダウ1万ドル、ドル高、円ドルでは125円から130円、ドルユーロで0.98から0.95ドル...原油価格が下落、消費回復、景気回復につながる。日本経済にとっても米景気回復で外需が押し上げられ、緩やかな景気回復、世界経済景気の回復という明るいシナリオだ。
北朝鮮の独裁者もキン玉が弛じみ上がり、シッポを巻き、おとなしく自滅してくれるかもしません。
しかし、戦争が中長期に及べば米経済がデフレスパイラルに陥る可能性が高い、日本の景気も更に悪化する。日米経済への悪影響は大きい。米国では原油価格の上昇を受けて消費が抑制される。需給ギャップが拡大し、デフレに陥る可能性が高まる。景気悪化が深刻化すれば、日銀の金融政策の失敗を見ている米連邦準備理事会(FRB)は、早期にインフレ目標政策のような非伝統的な金融政策を打ち出すことが予想されている。18日FRBが早期に利下げしなかった理由として、次の政策は、利下げの余地を残し、インフレ政策をとる可能性を考えるべきだ。
そうなると、米金融緩和が進み、ドル安要因となる。
日本は原油価格が上昇しても小売価格に転嫁しにくい状況にあり、このため原油価格の上昇も物価の上昇にはつながらず、むしろ企業の収益悪化をもたらす。米国の需要が減退することで、外需も低迷するだろう。戦争の長期化により米国が大胆な金融緩和を打ち出せば、円高・ドル安によって自動車ハイテク企業など、輸出企業の業績がさらに悪化する。
今回の戦争の終結は、2001年9月11日の米同時テロから始まった米国の戦時体制の終わりを意味するのだろうか?仮にイラクのフセイン大統領が米英軍により殺害、拘束されても、「テロが根絶されない限り、終わりなき戦いの序章に過ぎない」との見方は根強い。
新たな世界秩序の構築の戦いであることは間違いない。グローバリズムという名の新封建社会の構築かもしれない、世界帝国の議論は別項で議論したい。
3/21春分の日Ddog記
<読売>米軍、ピンポイントでフセイン一族に狙い
【ワシントン=伊藤俊行】19日夜(日本時間20日)に始まった米軍のイラク攻撃は、いきなり首都バグダッドにミサイルを撃ち込むなど、サダム・フセイン大統領またはその一族を第一撃から「点」で標的にしたと見られ、米中央情報局(CIA)などがフセイン大統領の動きをかなり詳細に把握していた可能性が高い。国際社会の中でイラク攻撃への批判の声が高まる中、米政府としては、イラクの独裁体制を頭からたたくことで、現体制の自壊を誘い、最小
の犠牲によって最大の目的である「レジーム・チェンジ」(体制変革)を実現したい考えだと見られる。
CNNテレビは19日、米政府関係者の情報として、ブッシュ大統領が「最後通告」48時間の期限切れ直後の攻撃を決断したのは、同日に4時間余にわたって行われた作戦協議の後に、テネットCIA長官や米国防総省の幹部が、「ただちに攻撃しなければ、標的を逃すことになる」と強く進言したためだと伝え、フセイン大統領らの動きをつかんでいたことをうかがわせた。
戦争開始直後の空爆としては、巡航ミサイル40発弱という規模だったのも、米軍がピンポイントでフセイン一族を狙ったことの表れと見られる。米英軍は今後、陸上部隊によるバグダッド侵攻を急ぐとともに、特殊部隊を首都に侵入させ、フセイン一族を直接狙う作戦と見られている。