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東京 3月19日(ブルームバーグ):19日の円・円スワップ相場では5年以上のゾーンで固定金利の受け需要が根強く、レートは低下。特に10年以上の超長期ゾーンで低下が目立っており、イールドカーブは一段とフラットニング(平たん化)した。米国を中心としたイラク攻撃が迫るなか、国際情勢や世界景気の先行きに対する不透明感が強まっており、国債需要が増しているためだ。
三井住友銀行市場営業部の有麻智之上席部長代理は、「期末の日経平均株価が8000円を死守するかどうかあやしい状況だが、イラク攻撃の影響など先行きに対する不安や不透明感があまりに強い。政府による効果的な対策も見えてこない」と指摘する。
この日のスワップ相場では、前日に引き続き10年物など長期・超長期ゾーンを中心に固定受けが優勢で、10年物のスワップレートは0.65%を下回って推移した。午前10時20分すぎに日経平均株価がバブル崩壊後の安値を更新して 7800円台前半まで下落するなか、新発10年国債利回りは一時0.70%と過去最低を更新した。
午後の日経平均株価は一転して上昇し、8000円台を回復したものの、10年物のスワップ相場は0.640−0.645%で低位安定。10年−20年間のスワップレート格差は前日より3.0ベーシスポイント縮小の0.540%までフラットニングした。邦銀からの固定受けが指摘されたほか、外資系金融機関を中心としたフラットニングのスプレッド取引も目立った。
景気の先行きに対する不安が根強いなか、株価が一時的に反発しても新発 10年国債利回りは0.70−0.71%と最低水準で推移した。翌日午前10時以降にイラク攻撃の可能性が高まるなか、安全資産への資金逃避の動きは根強い。ただ、この日はむしろイラク戦争後の米国を始めとする世界景気への不安が金利を一段と押し下げた。
午後4時現在の気配レート(%) 18日午後4時との比較
2年物 0.13 0.09 (0.000)
3年物 0.17 0.13 (0.000)
4年物 0.21 0.17 (0.000)
5年物 0.26 0.22 (-0.005)
7年物 0.40 0.36 (-0.010)
10年物 0.67 0.63 (-0.015)
20年物 1.25 1.15 (-0.030)
東京 船曳三郎 Saburo Funabiki Editor:Yamanaka