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BSE新基準 疑似患畜を大幅縮小
農水省は二十六日、牛海綿状脳症(BSE)の発生で疑似患畜として殺処分される
同居牛の範囲を大幅に狭めた新たな国際基準を発表した。新基準では、一歳以下の時
に患畜(感染牛)と同居していた牛のうち、患畜が一歳を超えてから同居した牛を除
いた。同省は、新基準の適用で、疑似患畜に指定される同居牛は、現行の八割から、
二割に減るとみている。
同省は、専門家でつくるBSE技術検討会を早急に開き、新たな国際基準に沿って
日本の基準の見直しを協議する。その後の手続きも同検討会の意見を聞いて決めると
しており、日本の基準がいつ見直されるかは未定だ。それまでの間に感染牛が発生し
た場合は、現行の基準を適用する。
新たな国際基準は、二十三日に閉幕した国際獣疫事務局(OIE)の総会で、国際
動物衛生規約を改正して決まった。
疑似患畜の基準を 1.発症する前の二年間と発症後に患畜から生まれたすべての
牛 2.患畜が一歳になるまでの間に、一歳以下で同居したことがある牛で、汚染し
た可能性のある同じ飼料を食べたことが調査で判明したすべての牛――とした。
ただし、食べさせていた飼料が分からない場合は、患畜が生まれる前後十二カ月の
間に、同じ農場で生まれた牛は疑似患畜に指定するとした。
一方、同じ飼料を食べていないことが判明すれば、同居牛の年齢要件には当てはま
っても対象から外れる。また、新たな国際基準では疑似患畜であっても、精液や受精
卵を採取するためであれば、すぐに殺処分する必要はないとした。国際基準を改定し
たのは、患畜が一歳を超え同居し疑似患畜に指定された牛からは、BSE感染牛が見
つかっていないため。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/topnews/topnews02030527.html