現在地 HOME > 掲示板 > 議論9 > 985.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: サダムとその親族100人は戦争13日目に助命嘆願の取り引き。露米応じ、仲介料金50億ドルがロシア政府のポケットに。(イラン報道メディア) 投稿者 トキソプラズマ祭り 日時 2003 年 4 月 16 日 13:38:41)
この話を友人のヨルダン人にしたところ、サダム一行はリビアに逃げ道を持ったのではないかと思う、と即反応があった。どうしてそう思う?とたずねると、実はトリポリに住む友人から電話をもらって、最近、首都トリポリ国際空港で、一日、乗客や空港職員が外にだされ、空港が空っぽにされたことがあった、と話していたが考えてみればそれは開戦後ちょうど14ー15日目だった、つまり、フセインーロシアーアメリカの三者取り引きの情報で、サダム一行が出国したとするなら、ちょうどタイミングが合うからね、とのいうのだ。
もし、リビアに出国するなら、サダムの息子たちも整形手術など必ずしも不要だろう。ほかの国なら、長男ウダイなどあまりに特徴的な顔をしているから、むずかしいだろう。
さてそれにしても、50億ドルロシアのポケットにはいったというのは、数字としてはリアリティーがある。ロシアのイラクへの債務は確か80ー90億ドルだっただろうか。6割りがた回収できればこれで幕引きにしてよい、あとは、残った債務を米英政権に形の上で請求はするが、ということか。
50億ドルは誰が支払ったのだろう。すべて米国か。あるいはフセイン側も半額25億ドルほど払ったのだろうか。あるいはサダム側25%、米側75%といった割合なのか。それともフセイン側がこれを全額ロシアに払ったのか。記事を読むだけではわからない。
しかしこの報道が正しいとするなら、フセインは戦争開始後に変心したものでそれ以前はいちおうガチンコ(本気相撲)だったということなのか。しかしそうだとしても、敗北は自覚はしていただろうから、最後の局面で命乞いの取り引きをする腹づもりだったことは考えられるだろう。
戦争前から取り引きが完成していたとするなら、これは悪魔的で、あっしらさんが狂ったように怒るお気持ちをわたしも共有する。負けが込んで、命乞いをしたのなら、まあわからないではないが、それでも独裁者のくにというのは、独裁者の行動一つで、国全体の運命がどうにでもなってしまうことに、非常に複雑な気持ちになる。
少しもとに戻るが仮に米がロシアに50億ドル全額払ったとしよう。それでも日本円でわずか6000億円ではないか。たったの6000億でイラクを購入したということだとすると、包蔵する石油資源の価値を考えると、これはとんでもなくやすい買い物だろう。これは、日本を食い物にする外資ハゲタカファンドが日本の公共施設や巨大資産を、ただ同然で買いたたいて獲得するイメージに非常に近い。威迫・脅迫で、たたきに叩いて買うやりかただ。
世界は今後、この両方のやり方(経済か戦争で)、徹底して、力で買いまくる、奪いまくるつもりではないか。