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(回答先: Re: WW氏 「フセインはCIAのエージェント」と言う説もあったからね 投稿者 一読者 日時 2003 年 4 月 12 日 17:33:12)
一読者さん、こんばんわ。
「あと、戦争はまだ完全に終わっていない。下のような疑問だってあるわけだし、日高レポートの空母を見て、「やっぱ、米軍は強いよなあ。小泉がポチになるのも、わかる気がするよ」なんて納得しちゃわないで、もう少し様子を見よう。反米派の人は、胆力ないぞ。胆力。」の部分には、反米派を反ブッシュ政権派に置き換えれば同意します。
しかし、前半部分には同意できません。
WW氏:
>>この手の陰謀説が登場したのは、アラブ圏で沸騰した「反米」感情の行き場が、
>>突如として無くなった為だろうね
>それ、犯人を逮捕できないので、被害者に八つ当たりする心理に似ている。
>「隙があったから、そんな目に遭うんだ!」という具合の。自分の持っている公平感
>が危機に瀕したとき、それを回復させるための心の働きなんだと思う。「ブッシュと
>フセインはグルだった。だから負けたんだ!」と自分に言い聞かせて、イラクの敗北
>に納得の行く説明を与えてるわけ。あまり健全な態度とは言えないよね。
WW氏の解釈が、どうして、「フセインはCIAのエージェント」と考えるアラブ人の基調にあると言えるのですか?
それは、「9・11同時多発空爆テロ」をイスラム世界がシオニスト(モサド)や米国権力機構であると見ていることに対し、イスラム世界は妄想にとりつかれているとか、反米反ユダヤ意識がそのような見方をさせていると解釈していたアホどもと同じことになります。
なぜ、彼らが「フセインはCIAのエージェント」だと判断しているのか探ることのほうが重要だと思います。
なにせ、彼らは近隣に住む同じアラブ人ですから、フセインの言動も日本人よりは深く理解できるはずですし、数十年間イラクで起きたことも日本人より詳細に知っているはずです。
米英の強大な軍事力が実際に行使され、それが次にどこに向けられるかわからない暴虐の嵐のなかにアラブ人たちは立たされています。
「「ブッシュとフセインはグルだった。だから負けたんだ!」と自分に言い聞かせて、イラクの敗北に納得の行く説明を与えてるわけ」にはいかない、とんでもない状況に置かれているのです。
アラブ人やムスリムの多くは、あの暴虐がイラクで終わりだとか、よそで起きていることだとは思っていないのです。