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サダムはロシアに逃れたのか
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/890.html
投稿者 HAARP 日時 2003 年 4 月 12 日 20:11:40:oQGUNb5q8hjD.

アメリカは3月20日の先制攻撃からサダムの殺害を狙っていたが、これは当初のイラク大量破壊兵器所持の大義とは明らかに矛盾する。

サダムは最初から英米の傀儡として据えられたので、この20数年間のアメリカなどの悪事を知り尽くしていると思われる。
これは91年以降も変わることはなく、口封じというのがアメリカの第一目的だったようだ。(または、そのように見せることか)
第一次湾岸戦争以降の経済制裁システムにおいても、石油代金相当に上乗せしたマージンが直接サダム・ファミリーに環流してたいたことがわかっている。イラク国民が困窮している時期にもサダム一族はなんの不利益もないどころか、自動的に莫大な資産を手にしていたことになる。この国連を介した「人道援助」システムはサダムの私腹を肥やし、取引された石油の大半をアメリカが消費しながら、マージンは国際金融へと環流した。また、この人道取引システムにはロシアの石油商社団が深く関わっていたというレポート番組をNHKが放送していた。この商社団はもちろん石油メジャーのフロントだろう。

今年2003年には国際刑事裁判所が設立されることが決定(2002年4月11日)しているが、この決定に必要な60カ国の批准国のなかにアメリカとイラクは入っていない。このことは、今回の戦争はアメリカ、イラク両国ともに少なくとも1年前から予測(準備)していた可能性がある。
http://member.nifty.ne.jp/uwfj/icc/ICC01.htm

4月一週の地下レストランへのバンカーバスター攻撃でサダムが逃げ延びたことを察知した団子団は、口封じと言う目的の作戦の変更を余儀なくされたようだ。(または、そのように見せることにしたようだ。)

【サハフ情報相の矛盾した発言】

4月の4日には団子団がサダム空港を「制圧」したされた時、サハフ情報相が奇妙な発言をしている。
「イラクは通常でないやりかたで反撃しますよ。我々は、なにか反撃するが、これはとても美しいものだ。それは新たな創造的な方法であって、殉教的な軍事作戦になるということです。」
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Iraq Promises ォUnconventionalォ Attack
By DAVID CRARY
The Associated Press
Friday, April 4, 2003; 11:58 AM


With thousands of frightened residents fleeing Baghdad and U.S. troops in control of its airport, the Iraqi information minister promised Friday that his nationォs military would launch an "unconventional" counterattack against the coalition troops.

"We will do something which I believe is very beautiful," said Minister Mohammed Saeed al-Sahhaf at a Baghdad news conference, adding that the Iraqis planned to strike back "in an unconventional way." Asked if that meant the use of chemical weapons or other weapons of mass destruction, he quickly said no.

"What I meant are commando and martyrdom operations in a very new, creative way," al-Sahhaf said.
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この直前(4月4日現地時間午前8時)にロバート・フィスクが行ったレポートがニュージーランド・ヘラルドに載っているが、
http://www.nzherald.co.nz/storydisplay.cfm?storyID=3350810&thesection=news&thesubsection=dialogue

ここでは、この前日に行ったサハフ情報相の定例会見で空港制圧などないと強弁していたこと、およびフィスク自身も実際に見に行ってみたところ、空港およびその周辺にはアメリカ人など一人も見えず、また共和国防衛隊も守りになどついてはおらず、空港への道路も封鎖されてはいなかった。つまり戦闘の痕跡はなかったと報告している。

私は当初、情報相の「通常でない美しい反撃」発言を見て、これはなんらかの電磁兵器を使うつもりなのかと考えた(この後にバクダッド全域が停電した)が、フィスクの報告からはサハフ情報相は空港制圧など無かったことを知っていて、それをあったことにして「反撃」すると述べていたことになる。それも奇妙な方法でということであり、この発言以降米軍の地下レストラン攻撃があり、サダムの側近とともに情報相も姿を消した。
ここにはなんらかの「やらせ」の臭いがする。

【アメリカの手引きでロシアへ逃亡か】

この戦争は当初から、北上する団子団部隊に対して考えられていたほどの反撃もなく、防衛作戦の基本とも思われる橋の爆破や道路封鎖なども報道されない奇妙なものだった。イラク軍も大量に持っていたと見られるロシア製の無線誘導対戦車ロケット砲などはあまり使わなかったようだ。その結果として、簡単に首都は陥落し、バース党本部があるティクリットでさえも目立った抵抗はない。

http://www.rense.com/general37/dic.htm

いまのところの現状として損害を受けた油井も極少数であり、中東で重要な水資源施設もほぼ無傷という状態だ。
このことは、団子団諸国およびイスラエル、またフセイン一族にとっては理想的な状態であり、また、徹底的に破壊された通信、放送施設に関してはこれも都合のいいことに、これらの復興に必要な技術や資材はすべて英米イスラエルおよび日本が得意な分野だ。

上記のレンズコムの記事にはイランの記事として、4月8日から9日にかけてロシアに向かった飛行機があったことが書かれている。これには誰が乗っていたのかは今のところわからない。また、urlを記録しなかったが、ある海外のBBSで4月7日にコンドリーザ・ライス大統領補佐官がモスクワにいたと言っているものがあった。この間ロシア筋はフセインがバクダッドのロシア大使館にかくまわれているという話を伝えている。

以上のことをタイムラインにしてみると、

4月3日午後:「ロバート・フィスク国際空港を見に行くが戦闘の形跡なし」
4月4日午前:「メディアは国際空港制圧、団子団首都にせまると報道」
同日午前  :「サハフ情報相、空港制圧の反撃のために通常でない作戦を採ると発言」
同日午後 :「フセイン大統領、市街に姿を現し市民と交歓する」
4月7日? :「ライス補佐官、モスクワに滞在」
4月7日  :「フセイン大統領と側近を狙ったレストラン爆撃で大統領死亡説」
4月7日  :「ロシア筋、大統領が大使館にかくまわれている説」
4月8日? :「バグダッドからロシアに向けて飛び立つ飛行機をイランが確認」
4月7日-9日:「団子団、バグダッド制圧」

こうして見てみると、はじめからか途中からかはわからないが団子団諸国とロシアは結託してフセイン側近を「救出」したように見える。
この作戦のトリガーはサハフ情報相の「奇妙な発言」であり、レストラン爆撃は大統領が消滅しても納得させる「やらせ」であり、フセインの街頭での交歓は最後までイラク国民を欺く芝居と私には思えてくる。

フセイン一党は手つかずの石油および水資源に加えて「インフラ整備の余地」のある国土を世界支配層に差し出すことで、自らの利益を損なわない形で取引をした、もしくははじめからそのようにする計画があったということになるのだろうか。

実質的にフセインの口が封じられたことによって、世界支配層はまた一歩前へ進むことになるだろうが、ここに少しの誤算はあったようだ。ロシアの軍産複合体と石油マフィアは反目しているように見えていたが、ロシアにとっては武器の売り上げと石油転がしの利益が同じものであるころが暴露されたのかもしれない。また、世界支配のために用意してきた国連が道具として使い物にならなくなったのは彼等にとって痛いところだろう。また、インターネットの脅威はより意識されたことだろう。

また、「最先端」の兵器もすべて使われたとは思えないことから、彼等は今後に温存したと思われる。
今後とはこの極東のことかもしれない。

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