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日本から資金を絞り出す方法−新妄想陰謀説4
以下の投稿の続きです。
(イラク処分が終わったら次は日本だ−新妄想陰謀説2http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/570.html)
(中東から資金を絞り出す方法−新妄想陰謀説3 http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/882.html)
(日本人を檻から出さないこと)
日本処分に必要な前提条件は、日本人を檻から出さないことです。 このために必要なのは、日本の米国(軍事力)への依存を確固たるものとし、日本国民のマインドを制御することです。
檻については以下の投稿をご覧下さい。
(“乳児”精神の無能で臆病なエリート層が国家を支配していること − 主体的に国家間関係の在り方を追求してこなかったツケ −投稿者あっしら http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/637.html)
(カルタゴ−ローマを日米と対比するhttp://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/675.html)
(大量殺戮兵器が使用されても日本人は米英軍を支持するのか?
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/513.html)
特に重要なのは精神の「檻」です。
(日本から資金を絞り出すには荒っぽい方法が必要)
現時点において、既に日本人は多額の資金を米国に投資済みです。 米国株式市場だけでなく、国債、州政府市場に多額の資金が投入されています。
1990年代に日本政府支出を通じて日本人の懐に入った資金の多くは、米国株式債券市場に投入されました。 この結果、日本国内は資金不足に陥っています。 この惨状は皆さんの周りで見ることができるはずです。
しかし、そろそろ限界です。 米国株式市場のバブル崩壊以降は、米国市場での資金をアンダーウエートするのが普通の発想です。
このため、日本人からこれ以上資金を絞り出すためには、荒っぽい軍事的方法が必要であると予想できます。
(北朝鮮の位置づけを考える)
いわゆる北朝鮮は、米国にとって重要な脅威でしょうか? 大陸間弾道ミサイルでも持っていれば別ですが、普通に考えれば米国にとって北朝鮮は軍事的脅威ではありません。
去年からの北朝鮮関係のミサイル−核開発騒動は、米国による重油代金支払い拒否が発端でした。 先進国政府レベルから見るとそれほど巨額ではありません。 北朝鮮はそれも払えないようです。 この後は米国−北朝鮮がケンカしているように見えました。
私の理解ですが、北朝鮮は日本にたいしては特にケンカを吹っ掛けているようには見えません。 日本については、重宝な金づるくらいにしか思っていないように見えます。
(鉄砲玉)北朝鮮の存在は、米国の戦略にとって利益をもたらしたように見えます。 イラク戦争の開始前に、要所要所で、北朝鮮は日本人を刺激する行動をとり、日本政府のイラク戦争支持を国民に説得する上で一役買いました。 小泉首相は、北朝鮮の軍事演習を見て「祝砲」(なんだこりゃ?)とまでおっしゃいました。
北朝鮮は、日本国民を恫喝する(ように見える)ことによって、米国に利益をもたらしたのです。 北朝鮮は米国政府とグルに違いありません。
傍証ですが、ブッシュ大統領と文鮮明とのつながりは有名ですし、文鮮明と金日成との間にも深い共通性が感じられます。 このルートでつながっているのではないかと疑っています。
(北朝鮮の軍事的脅威を宣伝する)
妄想に入ります。 今年後半は日本処分を遂行する必要があります。 北朝鮮はうってつけの材料となります。
米国は北朝鮮と真摯に交渉するように見せかけるでしょうが、実は何もしないで放置します(ローマ−ヌミディア関係が同様でした)。
米軍の北朝鮮への軍事侵攻が近いという宣伝が行われます。 核、生物兵器搭載ミサイルの恐怖も大規模に宣伝されます(読売新聞の読者は1000万人!)。
資産逃避が本格的に始まります。 行き先は米国です。 大きな口を開けて待ってます。
(米軍は本当に北朝鮮に侵攻するのか)
米軍が北朝鮮に侵攻し、金王朝を打倒し、南北統一したと仮定します。 すると、東アジアが安定化してしまいます。 日本のカントリーリスクが低下し、世界の資金が東アジアに集まり始めます。 これは米国(および寄生者)にとって不利に違いありません。
従って、米国が日本の脅威を積極的に除いて下さる理由はありません。 そんな理由があるでしょうか? 世間はそんな甘いものではありませんね。 (鉄砲玉)北朝鮮の(脅威)は、米国へと日本資金を絞り出すために必要な存在なのです。
もし北朝鮮に米軍が侵攻してイラク戦争のようになったら、日本には世界から投資が集まりかねません。 イラク戦争前のバグダッドで同様の現象が起こっていたようです。 投資家は先を読んで動くのです。 実際に戦争が起こると、リスクが「収束」してくるという考え方をします。
(参考: バクダッドの株式市場はなんと上昇しているらしい。http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/1115.html投稿者 Ddog )
不動産価格も上昇していたようです。
要約します。 日本人の多くは米軍が北朝鮮を処分して片づけてくれると思っています(失礼。 だけど多数の本音に違いない)。
米国の狙いは、日本人の懐です。 従って、日本人から見た脅威をうまく利用して金を引き出すことしか考えていません。
東アジア地域に安定をもたらすことは、米国寄生者にとっては問題外の「愚行」なのです。
(戦前のパターンを探る)
72年前に今とそっくりの時代がありました。
首相は(ライオン)宰相浜口です。 小泉首相の祖父はこのときの「郵政」大臣です。
参考(平成の日華事変になりませんかhttp://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/377.html )
戦前、井上日銀総裁は、有名な金解禁を行い、恐慌を招いてしまいました。
井上氏も(たぶん)悪気はありませんでした。 モルガンのトマス・ラモントに騙されたのです。 彼はグローバルスタンダードに金融制度を合わせることによって、国内産業の競争力が増すと考えたようです。
井上氏が金解禁を行うと、円が割高と見た投機筋が直ちに多量の金を外国に持ち去りました。 恐慌が日本を襲いました。 円は暴落し、為替変動に投機した三井が大儲けしました。
最終的に井上、団(三井総帥)、浜口は暗殺されました。
日本は国際連盟を脱退し、ナチスドイツに追随することになりました。 大陸で泥沼の戦争を始めてしまいました。
幕末−明治初期にもこれと似たパターンの恐慌があったようです。 このときにも金−銀の交換比率が不合理な値(銀割高)に国内で長期間固定されていたために、多量の金が海外に流出しています。
(今回のパターンを推定する)
前述した北朝鮮を使った宣伝工作は、実は日本攻撃の本筋ではありません。 一つの道具立てに過ぎません。
攻撃の本筋は通貨です。
米国側「寄生者」の面子や行動パターンは今回もそれほど代わりません(私が歴史的アナロジー論を採用する理由は、いつも実は同じような人々−家系が各国を支配しており、行動パターンもそれほど変わらないという仮定に基づいています)。
以下、各要素について検討します。
(国際的会計基準の押しつけ)
戦前、金が流出するとなぜまずかったんでしょうか?
金兌換通貨を発行できなくなり、信用が極度が収縮するからです。
国際的会計基準やBIS規制は、現在の日本においては、本質的に「信用創造の阻止」になっております。 平成の金流出です。 この信用収縮がデフレ不況の本質であると考えています。
(国債および円への攻撃)
今年後半からは本格的に国債の売り崩しが始まるだろうと考えています。 もちろん軍事的リスクおよび宣伝と同期する必要があります。 一度売り崩しが始まれば、後は貪欲な知的執事達が自己利益のために勝手にやってくれます。
1998年アジア経済危機のときに、マレーシア通貨リンギットを最初に率先して売ったのは、ソロスではなく、マハティール内閣閣僚だったという話があります。
円通貨の価値下落が始まると、国内の金持ちは米国ドルへと資金を移すだろうと考えています。 口を開けて待っています。 最近はシティバンクの顧客優遇基準が1000万円まで低下し、ロイズ銀行は300万円で口座を開設しています。
(日本占領について)
イラクとの対比で考えるとき、日本占領計画の存在を想定せざるをえません。
今年から来年にかけて、日本国内の資産価格を押し下げ、日本資金を米国に吸収した後、日本資産の買収に乗り出してくることは想像に固くありません。
その主戦場はメガバンクであり、メガバンク買収を通した日本製造業の解体支配となります。
(米国の破産時期について)
大和都市管財事件やオレンジ共済と同じようなものです。
資金を取り込めるうちは、貪欲に取り込みます。
これ以上取り込めないという臨界点に達するまでは、破産することはありません。
従って、日本からもっと資産を吸収するまでは破産しません。
日本占領によって莫大な利益を得ることに成功し、その資金を吸収し終わってから後に破産が起こります。
破産後の体制については、商品バスケット体制が論理的帰結だと思います。 米国の強いところを集めている制度だからです。
(米国に流入した資金はどこへいくのか)
米国政府を通過し、オフショア市場に吸い込まれていくんじゃないかと思っています。 一部は国債利子として日本人投資家のものとなるのですが、日本人はそれを再投資(ロールオーバー)するでしょうから日本には戻りません。
(経済戦争はいつまで続くか)
戦前とのアナロジー、そして長期社会経済循環から考えて、10年戦争と考えています。
そして、この経済戦争は、中東(ドミノ)大戦と同時期に進行するという計画であると考えています。
この計画を破砕できるのはおそらく日本人です。
日本人が合理的行動をとっていれば、この手の計画を進行させることは無理です。
こういう投稿はしばらくお休みにします(忙しくなってきました)。