現在地 HOME > 掲示板 > 議論9 > 702.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 愛国者法により米国連邦政府は、あなたがどのテレビ番組を見たか、知ることができるようになった。 投稿者 地上の梅干し 日時 2003 年 4 月 05 日 16:07:56)
>この記事の英語でTiVoというのがわからない。前後の文脈から地上波と訳してみたが、この点自信がない。
TiVo というのはデジタル・ビデオレコーダーのフリをした双方向テレビのようです。
「デジタル・ビデオレコーダー装置の働きは、従来のビデオテープ・レコーダーと似ている。違うのは、ハードディスクと番組ガイド機能を備えており、電話回線やインターネット接続によって、情報が定期的にアップデートされる仕組みになっている点だ。」とのこと。
「プライバシー擁護派は、このような技術はプライバシーの侵害だと非難する。しかし、視聴者個人を特定できるような情報を出すことはない、とティーボ社は主張する」ということらしいです。このティーボ社の主張を否定するニュースと言うことになります。
権力者は利用可能なすべての技術を支配の道具にしようとする。
そして、人々は、便利な生活のためにはプライバシーを権力に売り渡しかねない存在だ。これを奴隷の平和という。
便利さを享受しつつ奴隷にならないためには、町にでて(インターネットで)声を上げ続けなければならない。
----
http://www.kaigisho.ne.jp/literacy/midic/data/k15/k1524.htm
米国のプライバシー財団も2001年3月26日に、デジタルセットトップ企業のティーボ(TiVo)社をユーザーを欺いてデータ収集を行っていると、双方向テレビ技術を公然と「TiVo's Data Collection and Privacy Practices」と非難した。詳細情報はURL(http://www.privacyfoundation.org/privacywatch/ report.asp?id=62&action=0)で知ることができる。
----
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20020206102.html
『スーパーボウル』で「即時リプレイ」されたのはブリトニー・スピアーズ
AP通信
2002年2月4日 4:12pm PST カリフォルニア州サンノゼ発――デジタル・ビデオレコーダーの大手メーカー、米ティーボ社から、視聴傾向の分析データが出た。『スーパーボウル』のテレビ中継で、視聴者が即時にリプレイして見たという点では、フィールド上の選手たちよりも、ブリトニー・スピアーズのペプシコーラのコマーシャルのほうが人気が高かったようだ。
米国人がこぞってNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のチャンピオン決定戦を見守るなか、ティーボ社は、登録加入者28万人のうち1万人を対象に視聴傾向をモニターした。
ティーボ社は自社の技術を活用し、フットボールの試合場面やテレビコマーシャルのうち、どの場面が再生やスローモーションで見られたのかを分析した。
その結果、スーパーボウルの試合そのものより、テレビコマーシャルをリプレイした人のほうが多かったという。人気ナンバー・ワンの栄冠を獲得したのは、歌手のブリトニー・スピアーズを起用したペプシのコマーシャルだった、とティーボ社の視聴者リサーチ部門責任者、ジョン・ガシュガイ氏は語った。
スーパーボウルの試合の模様に限って言えば、決勝ゴールの場面が最もリプレイが多かった。
実際に即時リプレイ機能やスローモーション機能がどの程度利用されたのかについて、ティーボ社は詳しい数値を発表していない。ただ、スーパーボウルの試合中継中に、これらの特別機能を利用した回数は、1世帯あたり平均44回だったという。
スーパーボウルは、単一のテレビ生中継番組としてティーボ社の最大のもの。米国でデジタル・ビデオレコーダーを利用する世帯数が増えるにつれ、放送局、コンテンツ企業、広告主などが、ターゲットに合わせたメッセージを送ろうとする際に、この分析結果は利用価値の高い情報となりそうだ。
実際、NFLはすでにティーボ社に対して、いわゆる「視聴傾向測定」データ提供料金を支払っている。たとえばこのデータのおかげで、スーパーボウルに先立つワイルドカード・プレーオフ中継では、バドワイザーのコマーシャルに対し、一時停止/再生機能を利用する回数が最も多かったことがわかった。
他の広告主や放送ネットワークの中にも、これまでにティーボ社と協力して同様のデータを入手した企業がある。
ティーボ社のマイク・ラムゼイ会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べている。「この分析からわかるように、当社の技術の利用者が増加していけば、スーパーボウルの視聴者の将来におけるテレビの見方や双方向性の利用のしかたに、大きな影響を与える可能性がある」
このようなマーケティング・リサーチ結果の提供に対して、NFLのような企業にどのぐらいの料金を請求しているかについて、ティーボ社は公表していない。
デジタル・ビデオレコーダーの売れ行きは、まだまだ動きがにぶい。しかし市場調査会社の米フォレスターリサーチ社の予測によれば、現在米国内でデジタル・ビデオレコーダーを所有している80万世帯という数値は、2006年までに4200万世帯まで増えるという。デジタル・ビデオレコーダーで他に有名なのは、米ソニックブルー社の『リプレイTV』だ。
デジタル・ビデオレコーダー装置の働きは、従来のビデオテープ・レコーダーと似ている。違うのは、ハードディスクと番組ガイド機能を備えており、電話回線やインターネット接続によって、情報が定期的にアップデートされる仕組みになっている点だ。
利用者は、放送中の番組画面を一時停止させたり、コマーシャルをとばしたりできるだけでなく、インテリジェント検索機能を利用して、録画する番組を自動選択させることもできる。
しかも、デジタル・ビデオレコーダーは利用者が見る番組の傾向を学習できるので、好みに合いそうな番組があれば、自動的に録画してくれたりもするのだ。
プライバシー擁護派は、このような技術はプライバシーの侵害だと非難する。しかし、視聴者個人を特定できるような情報を出すことはない、とティーボ社は主張する。
「『監視されているんだろうか』と消費者が不安を抱く境界と、視聴者の興味に合わせてよりよい視聴体験を生み出したいとするティーボ社などの会社側のねらいとの境界線は非常に細い」と語るのは、市場調査会社の米ガートナー・グループ社の業界アナリスト、グレッグ・アイアランド氏だ。
ティーボ社の説明によれば、同社が利用者の市場調査から集めるデータは、個人名や性別、年齢などは特定できず、居住地の郵便番号のみがわかる形で、大きな1つのデータベースに収められるという。
[日本語版:小林理子/福岡洋一]