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(回答先: BBCって結局誰の影響下にあるの? 投稿者 八ヶ岳 日時 2003 年 4 月 04 日 02:10:19)
>英国諜報組織M・16の一種の出先機関である事を示唆する英文報道を読んだことがあるのですが。
そうだと思いますよ。有名なエピソードとしては古い話ですが第二次大戦中のノルマンジー上陸作戦の際に、連合軍がフランスのレジスタンスに上陸決行の暗号を送るのに使いました。BBCでベルレーヌの詩の一節の朗読を流せば上陸作戦決行で、レジスタンスが鉄道ストを起こしてドイツ軍の輸送撹乱を行い協力するというもの。
もうひとつは映画ですが、ショーンコネリーがジェームスボンドをやっていた頃の「007サンダーボール作戦」。ストーリーは.....英国軍が演習中に核弾頭が盗まれた。金を払わんとアメリカにその原爆を打ち込むぞ!分かったらBBCで12時にBig Benを13回鳴らせ.....ボンドはフロリダに飛んで現地でBBC World Serviceを聴く.....
これって国際短波放送BBCがスパイ活動の暗号に利用されていた事実があったからこそ原作者イアン=フレミング(当人もかつては情報部員だったと聞いたのですが)が書いたのだと思いませんか。
しかしポケットに入るような携帯電話でヒマラヤの村に電話がかけられたり、こんなふうにインターネットで世界中にアクセスできる時代に今時手に入れにくい短波ラジオをつかった暗号送信はやりにくいとは思いますが。
余計な話ですが、私が25年近く前に国際短波放送にはまって雑音バリバリでBBCの英語放送をを毎日一生懸命聴き始めたのは、上記のようなエピソードを読んで「どこかで007みたいなやつが暗号を待っているかもしれない」と子供っぽいスパイごっこにあこがれたからです。一生懸命雑音が多い中で短波の周波数のダイヤルを合わせて、それを録音して内容を書き取ってというのを繰り返したら、一ヶ月たったら外人に英語で道を聴かれてもあわてずに教えてあげられるくらいに上達できました。
今みたいにインターネットでいろんな国のwebをみたりノイズのないラジオでいろんな外国語が聞けたりするのはよいですね。今の学生さんや若い人たちは外国語学習の生きた教材に恵まれていて羨ましい限りです。
おっさんの昔話で失礼しました。懐かしかったので。