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TVサンデープロジェクトのインタビューに答えるネオコンの幹部と目される人々の意見は、イスラム社会の民主化を本気で考えているように思える率直な表現である。少なくとも自国の国家戦略を堂々と述べる潔さを感じる。(如何に、今回のイラク戦が戦略的戦術的人道的に愚昧であったとしても。)
これに対する、アラブやイスラムにも彼ら自身の民主主義があるという主張にも頷けるものがある。
しかし、イラク指導部からイラクの民主主義といった主張は耳にしたことがない。フセイン体制は、石油資源を背景にした独裁政権(民主主義が法的かつ実質的に保証されていない国家)である。
また、アラブの大義として、パレスチナ問題を積極的に解決しようというアラブ国家は存在しない。パレスチナ難民を自国で温かく迎えているアラブ国家は存在するのであろうか?
自国民の自縛攻撃を勲章で奨励するイラク指導部は、冷酷さでは、世界経済支配層に劣るものではないであろう。
今回の戦争が関ヶ原であって、私が帰趨を明らかにすべき大名であるなら、私はあっさり米国側に付くであろう。
イラクも米国もならず者国家であるが、日本を含め他の国々も影響力の大小があっても、ならず者国家である。
同じならず者国家であるなら、意見を述べるにより自由な国の方が望ましい。
フセインには、次のように云いたい:
「そんなにイスラムが大事であるなら、石油資源を捨てて、ベドウィンの昔ながらの生活に戻るがよい。」
フランス、ロシア、中国については、イラクの石油欲しさに陰で支援を与える狡猾なならず者国家+指導部である。