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大量殺戮兵器が使用されても日本人は米英軍を支持するのか?
あっしらさんが書かれているように、本当に米英軍が悲惨な戦況にあるのなら、炎熱、熱暑の季節に至る前に撤退することが合理的である。
私は、日本を含めた相対的戦略から見て撤退の可能性は小さいと考えている。 もしかすると、あっしらさんの言うとおりなのかもしれないが。
いずれにせよ、日本人は、近いうちに選択肢を突きつけられることになるだろう。 そろそろ設問が煮詰まってきたように感じられる。
現時点においては、日本国民の多く(特にその政治的主流)は、米英軍軍事行動を支持しているようである。 朝生、読売新聞の調査は偏向しているのかしれないが、小泉首相の人気が落ちたという話も聞かないし、国会議員の動きもない。
これは私にとっては予想の範囲内であった。
(中東戦争の始まりに想う−死者達に寄せて
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/1203.html)
(日本国民の場合は政府方針とそんなに乖離していないかも?
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/309.html)
もし米英軍が撤退すれば、米国の威信は大きく失墜する。
そのときにもやはり日本は米国の無法警察国家路線に追従していくのか?
米英軍が大量殺戮兵器を使用した場合には、一層根本的な質問が待っている。
既に劣化ウラン弾,クラスター弾は使用された。
劣化ウラン弾の使用によって、国民の間に動揺が広がっているという気配はないようである(もしかすると良く理解できていないのかもしれないが)。
私の愛読書は「はだしのゲン」である。 ちょっと恥ずかしい。 未読の人にはぜひ一読を勧めたい(漫画文庫にある)。 もしかすると共産党関係の反戦本じゃないかと敬遠している人もあるだろう。 そんなつまらぬプロパガンダ本ではない。 絶望的な運命(原爆投下)に巻き込まれた人々が、それでも必死であがき、もがき、苦しみ、生きようとする、その群像を捉えた物語である。 読むたびに涙を堪えることができない。
私はこの書物を戦後日本人の原典と(勝手に)考えてきた。
しかし、日本人の税金でまかなわれるこの戦争において、原爆に劣らぬ非人道兵器が他国民の頭上に投下されるのだとすれば、この認識は撤回しなければならない。
日本国が資金拠出(復興費名目)を約束しなければ、大規模な戦争を遂行することは資金的に無理なはずなのである。 日本国は開戦に直接の責任を負っている。
それでも日本人の多数派は本戦争を支持するのだろうか?
私はそういう予感を持っている。
この点を注視していきたい。
参考(中東大戦のもう一つの標的−日本(新−妄想陰謀説)
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/502.html投稿者 すみちゃん)
【「イラク侵略戦争」の戦況】 ばったり途絶えた「戦況報告」の裏側(実態)を読む − 米英侵略軍がバグダッドまで到達できずに敗退する可能性 − http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/447.html 投稿者あっしら)