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re中東大戦のもう一つの標的−日本(新−妄想陰謀説)
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/502.html
投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 3 月 29 日 13:42:20:xnvpUXgHxuDw6

(回答先: 米国は「民主国家」であり世界支配層もバカではありません − ニクソン退陣のような実質的クーデタが起きる可能性 − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 28 日 23:27:00)

    中東大戦のもう一つの標的−日本 (新−妄想陰謀説)

    あっしらさん。 またレスありがとうございます。
    ご提示の「妄想陰謀説」も以前から読ませていただいております。
    
    私がもっと本音に踏み込まないと議論が進みませんね。
    あんまり書きたくないという抑制があったため、私の投稿は、歯に物が挟まったような言い方になっています。
    やはり妄想陰謀説に入ることにします。

前提: 『妄想陰謀説:W.ブッシュとシャロンは祭壇に捧げられる子羊だった』
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/597.html

    この内容は同意します。  一昨年の時点でここまで見通した力量に感嘆しております。
    
    寄生者は、アメリカ合衆国の対外活動を封じ、政治的シオニストを崩壊させる予定です。  これによって、新−国際連合に「他国への侵攻可能な」軍事力を一元化させることは決定事項に違いありません(一元管理は、新勢力を抑制する絶対条件です)。  米軍がいかに強かろうと、米国覇権に頼ることには、以下の2つの問題があるからです。

    ○ 民主主義政体下であるが故に、国民の賛同、意思決定が必要である。
    ○ 米国が没落したら、コントロール不能な新強国が現れる可能性がある。 

    しかし、この見通しは、あくまでも長期見通しです。 寄生者は、中東大戦後の戦後処理体制の問題と考えているはずです。
    現時点で米国−無法警察国家路線を変更することはないと考えます。

    この理由を、妄想的観点に立ち入って説明致します。

    それは何かと言うと、今回の大戦における「日本」の位置づけです。
    あっしらさんの見通しには大方賛同致しますが、寄生者から見た日本の位置づけについて疑問を持っています。  長期見通しに関しては、この点が私見との決定的な(おそらく唯一の)相違点です。
    「日本」の位置づけについての認識の相違が、撤退問題の見通しにも現れていると考えています。

     私見を述べます。  中東大戦のターゲットはもちろん中東(イラク、そしてイラン、サウジ等)ですが、もう一つのターゲットは日本です。
     寄生者の戦略目的は、この二つを同時に完全制御下に置くことです。

     日本がなんで制御外なのかと不審の念をもたれる方もおられるでしょう。  政治家は乳児エリート路線を走り、国民の多くがそれを支持しているわけですからね。

     だけど、寄生者の見方はそんな甘いものではありません。
     日本は、第一次世界大戦後の恐慌期において、国内の過剰生産力によって生み出された過剰商品のマーケットをアジアに構築しようと試みました。  このとき、欧米(高利貸し)利権を排除したことは良く知られています。

     日本にしてみれば、欧米列強のやってきたことをまねたつもりだったんでしょうが、日本人のたぶん勘違いがあって、欧米植民地とは違う世界を作ってしまいました。  日本−アジア各国の間で利益がぐるぐる循環するようなシステムを構築しそうになったわけです。

     このような「独立」指向が寄生者の怒りを買いました。  これが国際連盟脱退−大戦へとつながっていくと理解しています。

     日本は第二次世界大戦で敗北し、価値観の転換を遂げました。
     そして、武装解除憲法−独立−安保体制によって戦後処理を終えたと信じられています。

     それは間違いです。
     寄生者側から見たとき、日本の処分はまだ終わっていないのです。  日本は檻に入った未決囚です(死刑囚かどうかは良く分かりません)。

     これを理解するために、二つの補助線を引いてみましょう。
     一つ目はドイツとの対比であり,二つ目はカルタゴとの対比です。

     (ドイツとの対比)
      ドイツの事情については、以下を参照。

参考(「原理論」に対するレスです
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/789.html 投稿者 あっしら)

      ようするにドイツの歴史的な力が近代と結びついたことで、ドイツは寄生者のコントロールを離れそうになったのが大戦の遠因と理解しています。
      第一次世界大戦においてドイツをまず叩きのめしたわけです。  しかし、ドイツ国民には国家社会主義的団結を選択する遺伝子があるように見えます。  この路線をとられると早期に復興し、再び寄生者の制御を離れてしまいます。  このような復興を予防する「ワクチン」として投与されたのがナチスドイツであると理解しております(あっしらさんがそういう書き込みをなさっていませすね。   私はこれを「ワクチン」と呼んでます)。

      このワクチンが効いたため、ドイツ国民は盛大に発熱した後、意気消沈段階に入りました。  寄生者は、この経過を見届け、ドイツに普通の国家として振る舞うことを許可しました。
      ドイツの戦後処理は終結したのです。

      日本は、大東亜共栄圏などという大それた「犯罪(寄生者に対する」を犯してしまいました。  寄生者は、この猛獣を恐れ、徹底的に国土を焦土化した後、洗脳−武装解除憲法−安保体制を押しつけました。
      しかし、戦後の経過は、ドイツとはまったく異なっています。
      日本の戦後処理は終わっていないからです。

      (カルタゴと対比する)
       参考(カルタゴ−ローマを日米と対比する
       http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/675.html  投稿者 すみちゃん)

      武装解除憲法−洗脳−安保体制は、2000年の時を超えて現れた古代の亡霊です。
      
      カルタゴ人は自らが滅ぼされた歴史を熟知しています。 米国にとりついています。 彼らは日本を第二次ポエニ太平洋戦争で無条件降伏に追い込んだ後、ワナを仕掛けました。
  ローマ−カルタゴの安保条約の第一の目的は、「カルタゴのローマへの攻撃可能性」をゼロにすることです。 つまり「猛獣の檻」です。
      カルタゴ人は、歴史を熟知しています。 自らの先祖の体験です。 日本人の対応なんか手に取るように予測できます。

      ドイツにこれが適用されなかったのは、「戦後処理」が終わったからです。  ドイツは「恩赦」を受けたのです。
      しかし、寄生者から見て日本国の「戦後処理」は終わっていないのです。
      寄生者から見て、日本の戦後処理の終了には、以下の条件が必要です。
      1.  二度と檻から出ないようにすること
      2.  十分な懲罰を与えること

      第二次大戦後、日本は一時、高利貸しの檻から出てしまいました。 1975〜85年がその時期にあたります。  
      寄生者は、これを許していません。  従って、1、2の条件は未だ満足されていないわけです。
      
      日本にカルタゴの位置を与えたことは、ある意味で日本を本当に重視していることを示しています。  そして,次が最終戦争であることをも示しているようです。

      以上述べたように、日本の処分はこれからです。
      中東大戦は、イスラム法支配地域との対決であると共に、日本の処分を決定する機会です。

      (日本の処分に必要なのは、檻から出さないで絞り続けること)
       米軍撤退が選択されないという判断をなぜ行っているかと言うと、これが起こるとイラクだけではなぐ日本処分が困難になるからです。
       その理由は、寄生者から見て、「中東大戦」と「日本からの戦争資金調達」という組み合わせが必要だからです。

       また戦争資金調達だけではありません。  日本の資金を一層米国内に取り込んで消費、奪取する必要があるのです。  それは米国覇権の維持に必要であり、日本処分のためにも必要です。

       要約します。
       私は、以下の図式をとっていません。

       寄生者−(制御)−米国−(戦争)−イラク(中東)
                 |
                日本(直系組長) 

       私の考える図式は以下のとおりです。

       寄生者−(制御)−米国−(戦争)−イラク(中東)
               (戦争)
                日本(自称直系組長)

       (日本は戦争の真っ只中にある)
        もうお分かりですね。  日本は中東大戦を戦っています。  それも自分の敵と一緒にね。  騙されているんです。   
        
        イラク国民の頭上に降下する爆弾は、実は日本人の心の中にも降っているんです。
        日本の占領政策についても書きました。  その根本は巨大暴力による洗脳と呼んでよいものです。  イラク戦争で大規模殺戮を行うことは、日本人の洗脳を深化させ、一層の乳児化を押し進めるためにも有効だと理解しています(書いていて情けなくなってきました。  しかし、寄生者は本気でそう考えていると確信します)。 

     (通貨の観点から補足−中東と日本の離反は絶対必要な戦略条件)
         石油代金の決済はドルなんだそうですね。
         しかし、米国の各指標を見ると、普通に考えればドルも危険なはずです。   王様達はこれまでにもかなり為替差損を被ってきました。
  
         なぜ円で受け取らないのか。  日本経済がもっと強かった時点でも決済通貨はドルでした。
         ドルはある意味で石油本位制と言えます。

         上の理屈に従えば、本来は、中東諸国と日本とは立場が同じです。  ホテルニュージャパンに宿泊した客同士という関係にあります。
         中東諸国は日本が手を結び、円決済が可能になったら、かなりの問題が解決しそうに思います。
         これが寄生者の悪夢です。

      (今後の戦争見通し)
       イラク戦争でどちらが有利という話は私には判断できません。  上に書いたのはあくまで巨視的な考え方です。

       上の議論が正しいとすると、イラク戦争が終了したら、次の標的は本格的に日本に定められます(今でも標的ですが)。  もちろん経済戦争の標的です。  この理由から、今年後半から悲惨なことになると思っています。

        

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