現在地 HOME > 掲示板 > 議論9 > 466.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 米国政権が日朝交渉を再開させるはずです 投稿者 種子島 日時 2003 年 3 月 28 日 06:23:41)
種子島さん、こんにちわ。
「霊感商法そのもの」という表現には感動しました。
“イワシの頭も信心から”ではないですが、米国政権は、占領支配した日本に対して、「米国は強大で利巧で道徳的な素晴らしい国家」という“イワシの頭”を信じさせようとしました。
米国(連合国)の日本占領支配は、国民の多数派が“イワシの頭”を信仰し、政治経済エリートもその信仰を基礎に政治活動や経済活動を行なうと見極められたときに終了しました。
“イワシの頭”を信じていても心変わりをいつするとも限らないので、沖縄占領を継続するとともに日米安保条約を締結させ、日本の抑制とアジア全域の軍事的展開力を確保しました。
そして、共産主義の脅威の具体的対象としてソ連=悪の意識を浸透させ、日本の外交選択肢を絞り込むと同時に、兵器商売を拡大するために自分が押し付けた“平和憲法”に反する再軍備をけしかけました。
しかし、米国は、日本が米国を脅かすような兵器や周辺諸国に対する軍事行動が可能な兵器を売却したり日本が開発することは容認しませんでした。
米国以外には日本とスペインしか保有していないと喜んでいる人もいる「イージス艦」は、攻撃兵器体系と連動していない限り単なる防御用情報入手兵器でしかなく、弾道ミサイルを迎撃できるわけでもありません。
そのようなものを4、5隻も買わされ、それを強固な日米同盟の証といって喜ぶ日本人もいます。
>「ミサイルが飛んでくる」一点張りのバカっぽい「北の脅威」はアメリカが単にブッ
>シュの「ミサイル構想」に日本を引き入れて金を出させる為の情報操作だと思うんで
>す。しかも北と米は密かにミサイル実験等のヤラセを仕組んでいるんじゃ無いかと言
>う気さえしています。が、それを証明するだけのデータは有りません、
「ミサイル構想」は戦域ミサイル防衛構想(TMD)のことだと思いますが、これも、イージス艦と同じで、米国のようにICBMや中長距離ミサイルを保有している国にとっては、迎撃確率が低いといってもそれなりに“敵対国”を恫喝する力になりますが、攻撃力を保有していない一方で、先制攻撃論を振り回す米国に基地を提供している国(日本)にとっては、10発飛んでくるミサイルが30発とかに増えるだけの話でなんら意味はありません。
(米国が完全なミサイル防衛網を確立すれば、ロシアや中国など核ICBMで米国からの攻撃を抑止できると考えている国家は、大きな脅威を感じることになります。もちろん、落下してくる衛星を破壊することもできないというのが実情ですし、防御網を強化されればそれを破るミサイルを開発されるのでほとんど意味はありません)
証明するデータはありませんが、昨年末以降の「北朝鮮騒動」の推移を冷静に見ると、米朝が合作して日本(国民)に「北の脅威」を煽っているとしか思えません。
(日本政府とりわけ外務省も、その合作事業に一役買っていると思っています)
「北の脅威」を煽る理由は、
● 日朝交渉の行き詰まりを打開する
● 米国のイラク攻撃に日本政府が支持する決定を国民多数派がしかたがないと思う
● 膨大な資金を必要とするNMD・TMDの資金分担を日本に強いる
だと思っています。
しかし、「日朝交渉の行き詰まり打開」という目的は、ビビリ症の米国とは違って、米国依存の乳児エリートにはあまり効果がないようです。
(米国エリートのほうが、北の長距離ミサイルや核開発に脅威を感じ、米朝交渉の必要性を訴えるという笑い話になっています)
>日本の国内にも幾らかは儲ける企業も有るんだろうけども。
三菱重工など“旧式”戦闘機のライセンス生産などで儲ける企業はあります。