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戦争というのは、やはり血が騒ぐのか、Mr.X氏(かっての匿名希望氏でしょう)や書記長といったなつかしい論客が再び登場して、常連中の常連のあっしら氏らと論戦を展開していますね。そこで、小生も一言。
あっしら氏は依然として鋭い。イラク民衆が反フセインにならなければ、米英軍がバクダッドを占領しても、逆にイラク民衆に包囲された「陸の孤島」になる、というのはなかなかの分析です。ミスターエックス氏は以前と変わらぬ「絶対者(米国)に完璧に服従すべし」との主張。そのエキセントリックさも以前通り。現状肯定こそ全て、という日本官僚の”百年不変”の信念が見事に表れています。
このほか、「阿修羅」ボードに転載されている見解で目に止まったのは、エマニュエル・ウォーラーステインの分析と、米外交評議会の常連の学者(名前を失念しました。「哲学の何とか」というサイトからの転載論文です)です。
ウォーラーステインについては、以前にもご紹介しましたが、カール・ウィットフォーゲルと並ぶ元トロッキストの文明史学者で「世界システム論」を唱えています。これだけの碩学になると、米英のイラク侵攻が比較的(米英にとって)うまくいった場合と、失敗した場合の双方について、「その先の展開」を予測しています。詳しくは原典に当たっていただければ、と思いますが、結論はどちらの事態もダブヤにとってはペケだそうです。もうひとつの論文では、「ダブヤの突出で一番、喜んでいるのはオサマ」というアイロニカルな指摘をしています。
まあ、小生もこれ以上ないほど、ダブヤをコケにしてきましたが、ただ、ダブヤが”切れる”原因を作ったのはオサマ(でないとすれば、とにかく9.11アタックを実行した連中であり、こいつらの”第2弾なき対米攻撃”の無展望性、無戦略性ももっと徹底的に批判すべきでしょう。多分、今、一番、9.11アタック実行者に(ダブヤに対すると同じ位)腹を立てているのはフセインでしょう。21世紀を「血塗られた戦争の世紀」にしているのは、1に9.11アタッカー、2にダブヤと米国のネオコン、3にブレアとシャロンで、こいつらはいずれ国際戦争法廷か自国で国家反逆罪(というより、人類への反逆罪)で処刑されるでしょう。
ついでに、あまり問題にされていない次の2点について、皆さんのディーベートを期待して問題提起します。
@大量破壊兵器(イラク)を廃棄するために大量破壊兵器(米英、ディジーカッター等)を使うことの背理をなぜ、もっと問題にしないのか。
Aどんな独裁国家でも、国家である以上、自衛権というか、固有の防衛力を持つ権利がある、というのが右派というか、ナショナリスト派の一貫した主張であった筈。この自衛権には、当然、大量破壊兵器も含まれる、という主張も十分、成り立つ。これを批判できるのは、アナキストくらいでしょう。イラクについて新右翼の木村浩三氏や西部まい氏ら以外、全ての保守論客が「米国の言う通り」「悪玉フセインは打倒すべし」と言っているのはどうしてか。
PS。管理人さんへ。「戦争ボード」への小生の投稿が消去されることが多いです。まあ、「事実の伝達」にネックがあるせいでしょうが、若干の新しい知見も盛り込んでいる積もりですし、まあ、あっしらさんの投稿なども一部は自分の意見・主張です。
まあ、小生の”詰まらぬ意見”ももう少し”生存期間”を延ばして下さるよう切にお願い申し上げます。お暇なら「消去した理由」を教えて下さい。どうも「対米自立論」的な主張をすると、消されるような気もします。まさか、エシュロンでチェックしている米情報機関がジャミングをしかけているのではないでとしょうな。ちなみに小生は、左翼ではなく、反米・対米自立主義者です。