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3月24日までの簡単な分析は下記のURLにあります。
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/360.html
この投稿では3月26日までに得た情報での分析を書きます。これはイラク外で得ている情報なので、鵜呑みにせず参考程度にして下さい。
[イラク側に有利と思われる分析]
1)砂嵐が暫く続く
イラクとアメリカの航空戦力を比較すると、イラク側は殆ど零に近い攻撃及び支援能力しかないものと思われます。しかし、砂嵐を利用して移動すれば、戦車及び装甲車も被害が殆ど出ないので奇襲及び増援の絶好の機会です。市街戦では戦車や装甲車は役に立たないのに等しいので、今のうちにアメリカ軍が苦戦している場所へと増派すると思われます。
2)シーア派のファトワ
イラクにいるイスラム教シーア派の最高権威がファトワを出しました。これによりイラク軍はシーア派の武装民兵の支援もとりつけたも同然です。また、宗教的にも今まで以上に支援されたことにより、民衆のイラク軍への支持も高まります。イラク南部地方に展開しているアメリカ軍は、シーア派の民兵のゲリラ攻勢にも悩まされると思われます。
3)イラク帰国者
祖国のために戦おうとするイラクの国民が外国から帰って来ています。ヨルダンからだけで一日辺り400名ほどと見られています。彼らは各地でゲリラ戦を展開すると思われます。
4)ムジャヒディン
各国からのムジャヒディンによるイラク戦争への参戦が始まってるようです。特にインドネシアからは戦争初期の今の段階で15000名ほどが参戦する模様です。彼らの参戦はゲリラ戦の拡大を意味し、バグダッドまでユーフラテス川沿いに大きく迂回してる米軍の補給線にとっては、とても大きな脅威になると思われます。
5)民兵
イラク軍側には地元の民兵も多く参戦してきている模様です。これはアメリカ軍を侵略軍として捉えた国民の多さを意味します。彼らは徹底的に侵略者へと立ち向かうために牙を剥くでしょう。
6)国軍
今のところ四十万人いるとされる国軍の殆どが戦っている感じがありません。彼らは逃走したのかも知れませんが、そうでは無くて各都市などで温存されているのなら、今後アメリカ軍にとっては大きな脅威になると思われます。
7)ロシアの兵器
一部でロシアが最新の兵器類をイラクに売却していたと言う情報があります。これが本当ならアメリカ軍にとって大きな脅威になるでしょう。また、この情報が本当ならロシアはアメリカの政治的失脚のために暗躍していることも意味し、まだ他にも何か支援をしている可能性すらありえます。
8)外交的圧力
フランスやロシアが徹底的にアメリカに外交的圧力を加えているので、ある程度アメリカ軍に犠牲が出た場合に、アメリカ国内の世論が反戦に大きく動き、アメリカ軍の撤退になる可能性が高くなりました。
9)世界の反戦運動
アルジャジーラなどの放送などの影響もあると思いますが、戦争での市民の犠牲及び兵士の犠牲が生々しい映像で見られています。これによって潜在的に反戦の動きはかなり高くなりつつあると思われますので、今後のアメリカ側への影響もありえるでしょう。
[アメリカ側に有利と思われる分析]
1)損害
アメリカ側の損害は大本営発表は信用出来ないにしても、イラク側よりはかなり少ないと推測されます。
2)長期戦
ブッシュが議会に戦費の追加を打診しましたが、これは今までのアメリカの流れを見てると可決されると思われます。これにより長期的な戦略が立てれます。
3)クルド
クルドの民兵がアメリカ軍の兵力の一部を担うことにより、北部での少ない兵力をカバーできると思われます。
4)増援
アメリカ側は数万人規模の兵力を増援するみたいなので、大きな戦力増加になります。ただ、これにはかなり時間がかかると思われます。
5)制空権
元々掌握に近い状態でしたが、現在では完璧に近いくらい握っているようです。
総合的に見ると今のところイラク側が優勢な感じです。しかし、アメリカ側のハイテク兵器や物量などの前には今後どうなるのか分かりません。但し、現状を見ているとイラクの政権を倒してもアフガニスタン化するために、どうみてもアメリカが敗退することになると思われます。