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はじめに
第1次湾岸戦争において帝国は90年代を規定することに成功した。
トマホークのバクダット攻撃。
83年ヨーロッパ・日本民衆の反核運動の焦点は帝国によるトマホーク配備阻止
であった。その当時、帝国ではレーガン政権であり、経済はでたらめなレーガノ
ミックス。
民衆が驚嘆したのは、91年1月17日におけるトマホークの実戦展開である。
80年代反核運動の願いは無残に粉砕された。
帝国は数々のデジタル新兵器をこの戦争で登場させ、世界諸国と民衆に帝国軍
の巨大さを刷りこむことに成功する。
こうして諸個人の世界イメージはずたずたに引き裂かれた。
個人は帝国によって無力へと叩き落されたのである。
これが第1次湾岸戦争であった。
ソ連崩壊から旧ユーゴスラビア内戦。
特に旧ユーゴスラビア内戦は諸個人の世界イメージがさらに無力へと叩き落された。
非同盟運動の星、チトー・ユーゴが無残にも地獄へと落とされた。
しかし天をわがものにし上昇する者がいた。ユダヤ世界権力である。
冷戦構造が崩壊をとげる事態は89年からであるが、すでにイギリスの王立戦略研究所
はソ連が崩壊することを予告していた。
ユダヤ世界権力は89年移行、TV・映画にて攻勢をかけた。
強制収容所とユダヤ人の物語である。
特に91年の第1次湾岸戦争でイラクによりイスラエルにミサイルが撃ちこまれ、この
反撃をやめる担保として、イスラエルと帝国のユダヤはホワイトハウスへ参画する
突破口を形成することに成功した。
92年11月、クリントンが勝利した。ユダヤ世界権力のおかげである。
クリントンによる90年代は同時に世界権力が帝国権力中枢に浸透する時代である。
まず日本が戦争の対象となった。経済戦争である。
通産省が最初に世界権力のメディアとイデオローグによって攻撃された。
次に大蔵省が攻撃された。
省庁再編とはこの成果である。
90年代の証券・金融においては、さまざまなスキャンダルが暴露され仕掛けられた。
ほぼ世界権力は現在、日本の証券・金融への支配構造を確立しつつある。
日本の不良債権が世界権力によって問題にされ、大銀行を安く買い占める経済戦争は
小泉・竹中路線で全面展開した。不良債権ビジネス。
地方の財産は現在、世界権力によって買占められている。
小泉の構造改革とは日本の富が世界権力に奪われていくプロセスである。
「失われた90年代」とは「奪われた90年代」。
自分の独自性は一貫したカオス方法である。
ゆえに文章は破綻におけるカオスであるが、ここで帝国と世界個人をめぐって言葉の
作業を開始したい。
第1次湾岸戦争から12年、帝国軍は再度、バクダットにトマホークを撃ち込んで
いる。
第1次湾岸戦争後の無力存在から自分が現出した言葉は
「映像と表層・最後の人間」である。
世界同時基調色の現在と今後の予測
http://kayaman55-hp.hp.infoseek.co.jp/eizou01.html
テキスト存在と人間
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/8479/kaosu1.html
1992年夏・現代演劇の記録
http://kayaman55-hp.hp.infoseek.co.jp/tenmon01.html
1991年第1次湾岸戦争のとき、パソコン通信があった。
しかしニフティ、PC-VANの会員はそれほどでもなかった。
自分が参加したのは92年11月からである。
それから12年後、インターネットの世界的展開。
帝国と世界個人の概念が誕生した。
2003/3/26