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(回答先: ヘリコプター・タービンと砂についての疑問 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 3 月 24 日 21:50:22)
国際ニュース 更新日時 : 2003年03月23日(日)15:18
1m先が見えないことも 春の砂嵐吹き荒れるイラク
イラク戦争で米英軍によるバグダッドに向けた進行が続いているが、イラクはこの時期、春の砂嵐が吹き荒れるシーズン。激しい場合、1メートル先が見えなくなることすらある。さらに南部の要衝である第2の都市バスラは、1921年7月8日、58・8度という観測史上の世界最高気温を記録するなど、高温にもなりやすく、厳しい気候の中での戦いとなる。乾燥した砂がむき出しになっている地域で起きる砂嵐は、風速が7メートルを超えると発生する。大粒の砂は地表近くを水平方向に飛ぶが、直径が0・04ミリより小さな砂粒は煙状になって舞い上がり、高さ1000−2000メートルの範囲を吹き荒れる。気象庁気象研究所(茨城県つくば市)によると、イラクで発生した砂嵐の砂が、低気圧の上昇気流に乗り日本まで到達することもあるという。隣国のイランでは砂嵐は夏に発生し、春は少ないが、イラクでは3月から7月までが砂嵐の季節。春の砂嵐は、地中海で発生した低気圧がイラクに進入し、強風をもたらすためで、約1週間周期で発生するという。一方、夏の砂嵐はパキスタンなどにできる熱性低気圧によるもので、イランやイラクで北西の強風が吹くことで起きる。黄砂や砂嵐を研究テーマにしている千葉長・気象研第二研究室長は「砂嵐では1000分の1ミリ程度の小さな砂も飛び交うため、精密機器やコンピューターに入り込んで故障させやすい」としている。