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(回答先: Re: 米軍、マイクロ波パルスでイラク軍を麻痺させる 投稿者 あずみ☆ 日時 2003 年 3 月 24 日 20:12:53)
あずみ☆さん、こんばんわ。
“巨大電子レンジ”を特定地域に照射して電子機器を使用不能にする兵器が、今回の「イラク侵略戦争」で効果を発揮するとは考えていません。
(高出力のマクロ波を人体が浴びれば、携帯電話と同じで人体に損傷を与えると考えています)
それは、米英侵略軍が戦闘をハイテク=統合的情報システムに依存しているのに較べ、イラク側は、一人一人が自分の身体と頭を使って戦うという構造になっているからです。
新しい兵器は実戦で使いたいものですから、それが有効性に関わらず使用されることもあると思いますが、戦況に大きな影響を与えることはないはずです。
米国政権は、自分たちがファミレスやマクドナルドの従業員のように自国兵士を位置付けたことから、イラクも同じようなものだと錯覚している面もあるようです。
ハイテクでシステム化された軍隊は、同種の体系をとっている相手との戦闘では強みを発揮しますが、経済制裁などでローテク化された相手の占領支配をめざす戦闘ではほとんど意味がありません。
逆に、戦域の戦況が混迷すると、システム化されている部隊ゆえの自己破滅的な動きも想定できます。(個々の兵士が、自分の感覚認識と思考力で現実を判断するのではなく、システムが下した判断に従って動けば同士討ちや罠に嵌る可能性も大きくなります)
「イラク侵略戦争」のイラク側は、既にゲリラ戦に比重を傾けているようです。
ゲリラ戦になれば、地の利や個々の兵士の士気と現実対応力が戦闘力の優劣を決めます。
イラク側は、中央集権的統制で侵略軍に対抗するのではなく、部隊ごとの指揮官や個々の兵士の判断力と戦闘意欲に依存する状態になっています。
フセイン政権打倒とイラクの占領支配を目的として踏み出した米英侵略軍は、イラク人ないしアラブ人との全面的対決に引きずり込まれたと見ています。
(イラク人は、フセイン政権を守るために戦っているのではなく、侵略者を撃退するために戦っています)
このような見方から、米英侵略軍がイラクを占領支配できる可能性はなくなったと思っています。
※ 劣化ウラン弾は、地下施設の破壊などで既に使われていると推測しています。
楽観的すぎる見方かもしれませんが、米英侵略軍がイラク支配を企図している限り、それほどめちゃくちゃな虐殺&破壊作戦はとらないと考えています。
また、世界注視の侵略戦争ですから、国際世論が怒りをぶちまけるような戦術もなかなかとれないはずです。(都市空爆や民間人虐殺は、怒りを高めていますが、アホで傲慢な米英政権であっても、意図的な焦土・虐殺戦にはなかなか踏み切れるものではありません)