現在地 HOME > 掲示板 > 議論9 > 318.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 「反戦」と「反米」―日本人こそ人類の敵 投稿者 Mr. X 日時 2003 年 3 月 24 日 05:28:01)
で、君はそれに賛成なのか?口ぶりからすると受容・支持だよね。
現在アメリカの力は経済的にも軍事的にも頂天を迎えている。
満つれば欠ける。陽転極まれば陰転する。山があれば谷がある。奢る平家は久しからず。諸行無常。栄枯盛衰。
君はいい年して、このぐらいの言葉は聞いた事があるろう。これは自然界・宇宙の掟だ。人間がどうこう頑張ってかえられるものはないんだ。君が社会的に隆盛し権勢を楽しんだとて、死は必ずやってくる。君を奪うのだ。どんなものにもサイクルがある。変化がある。
さすがの君も未来永劫、パックスアメリカ−ナが続くものとはおもっていないだろう。
歴史家トインビー、村山節等、歴史は循環しているとの立場だ。村山になると、東側と西側が互いに約800年周期で盛衰を相互に交換している、という。西洋はルネッサンス期12世紀前後から、それまで800年停滞していたところから反転し上昇気流に入り、それが再び、800年を経て、力の衰退期にはいるという。つまり、今後東側、東洋の側が長い停滞の800年から上昇気流に入るという。この上昇気流の嚆矢は日露戦争ではじめて白人に勝ち、20世紀後半、焦土と化した日本が巨大な経済的技術的成功を収めた事から始まっている。この循環説に立つなら、現在の米英の政経軍事力が最大化するのはこの肯定波動の最後の輝きだ、ということになる。帝国の解体は、いつもそうだが、ほんの昨日まで一見して隆盛を誇っていたものが、翌日は急速に瓦解しているのである。
君はアメリカに今後地球的覇権を持っていて欲しいとおもっているんだろう。そしてそこからのおこぼれ利益に預かりたいと思っているんだろう、隷米、隷アングロサクソンつまり、中曽根小泉ハラグロハナクソン族だろう。
長い者には巻かれろの人生観でいきてきたんだろう。
君は常勝というものがある、と思っている。つまり、自然の摂理宇宙の摂理についての知識がないだろう。ベトナム戦争も、戦力が絶対的に圧倒していた米軍が玄米しか食わない痩せ細ったベトコンに勝てると思っていた口だろう。ベトナムからほうほうの体で逃げ帰ったのはアメリカ帝国だったではないか。物事には拡張を目論めばかならず、収縮という現象によって引き戻される。図体が巨大化すれば、必ず足が弱るのだ。で、自分の重みで崩れていく。
遠心と求心が交互にリズミカルに起きるのが宇宙のダイナミズムだ。それはTaoism老壮による形而上学でもある。
君には歴史を見る目、自然や宇宙を理解する知識知恵をもっていない。それは、現在の米英と同じだ。東洋人であり日本人である君が、それぐらいの事の教養を持っていないとしたら、君は日本を支える力にもならない。日本を弱めているのである。