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http://english.pravda.ru/world/2003/03/22/44842.html
The Minister reminded those present about Russia's proposals for overhauling the UN. Among other
things, Moscow suggests that the UNSC include five other permanent members, such as Germany, Japan,
as well as one Asian country, one African country and one American country. (Russia suggested that India
become a permanent UNSC member -- Ed.) According to Ivanov, Europe is divided on this proposal
because Italy and Spain both claimed the right to be represented in the UNSC. Consequently, there exists a
pretext for this discussion, Ivanov added.
Meanwhile the UNSC can't be overhauled in the near future, Ivanov believes.
日独印の他の2ヶ国は、南北アメリカ代表がブラジル、アフリカ代表がナイジェリア・エジプト・南アフリカのいずれかでしょう。
ロシアの目論見としては、イラク攻撃問題で米国が仏露の拒否権を無視する姿勢を示し、事実上拒否権が無効になったことをふまえて、
安保理に多くの地域大国を参加させることで仏露の味方を増やすとともに安保理を真に世界の世論反映の場にしたいのだと思われます。
イラク攻撃問題でも、米国に賛成していたのは日英を除くと小国ばかり。安保理常任理事国の色分けは、米英vs露仏中の2:3から
米英日vs独仏露中印伯+アフリカの3:7に変わります。
日本に対する韓国、独に対するイタリア・スペイン、ブラジルに対するアルゼンチン、インドに対するパキスタンなどの反対はある
でしょうが、それ以外の多くの国は安保理の拡大と強化に賛成と思われます。
最大の問題は、安保理に反米国の増えることを好まない米英と、日本を封じ込めたい中国でしょう。ただ、中国の反対は同じ反米陣営の
独仏露から激しく非難されるでしょうから、中国も最終的に賛成に回る可能性があります。米英については、従来は安保理拡大に賛成
していましたが、イラク攻撃問題での紛糾で意見を変えてくる可能性があります。野党が米国協調派の独は仏を裏切って将来米につく
可能性もあるわけで、米英としては日独二ヶ国の常任理事国入りを主張してくるのではないでしょうか?
日本としては安保理常任理事国の座を得れば、北朝鮮問題や対中・対露関係で立場を強化できるので、不利益はないと思われます。そして、
将来米国が崩壊しかけたらさっさと米国を裏切って独仏露中陣営に乗り換え、対米債権取り立てに常任理事国としての権限を十分に役立てて
欲しいものです。