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(回答先: Re: イラク攻撃を考える 投稿者 通りすがり2 日時 2003 年 3 月 20 日 15:48:53)
>自国(米国)の大量破壊兵器(砲弾,その他)を‘破壊’(消費)することがいちば
>んの目的ではないのかな....
兵器体系は、ある年数が経過すれば、新技術を基礎としたものに変わります。
それによって、旧式のものは、消費されなくても徐々に廃棄されていきます。
これは、ことさら戦争を起こさなくても、外的脅威を煽り続け、新しい軍事技術を開発していけば、国民のお金を軍需産業に注ぎ込むことができることを意味します。
もちろん、在庫の弾薬類を消費すれば追加需要が生じるという大きなメリットはあります。
しかし、なんにしろ、軍需産業に回すお金の由来は国民から吸い上げた税金です、
(たとえ、日本が米国の財政赤字をファイナンスするとしても、きちんと債務を履行するのなら最後は米国民の負担になります)
財政赤字と経常収支赤字に苦しんでいる米国が、本気で、兵器の浪費に走っていると考えることはできません。
そのような目的を強く意図して行なった戦争は、米国の産業力が有り余り経常収支も黒字であったベトナム戦争までです。