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(回答先: Re: 麻原死刑求刑に思う 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 4 月 25 日 10:01:39)
力なき市民さん、こんばんわ。
私と似た分野に興味がおありということで、なにかにお役に立てれば光栄です。
あれほどの事件の論告求刑に関して今日あたりの報道はあまりに貧弱で、風化した事件ということを改めて印象付けているようもありますね。
私も地下鉄サリン事件の何者かによる動機には非常に興味がありますが、いまだ明確な構造を断言できるほどのものを得ていません。たしかに「実験」という言葉は私にも響くものがあります。少なくとも私も比較的長い阿修羅(多分日本で最も詳細なオウム情報を持つ)読者として、麻原が全ての首謀者というのは全く納得がいかないところです。
ご存知のようにオウムを追っていくと、必然的に複数の宗教団代、広域暴力団、戦後のフィクサー人脈、ロシア及び朝鮮半島情勢などが絡んで来ます。これは、もし95年の地下鉄サリン事件が日本当局によって正確に把握できていたら、現在の例えば北朝鮮問題などももっとうまく対処できたのだろうと思います。現在相変わらず、流されるだけの対応に終止しているところからは、日本は地下鉄サリン事件からは何も学んでいないというように私には見えます。
少し乱暴に地下鉄サリン事件の現状の私見を述べておきます。
18世紀の終わり頃に英国で所謂、ブリティッシュ・イスラエリズムというものが先鋭化したようです。これはそれに先立つアヘン戦争で中国を支配下に置いた勢力と同じもので、遠くはあっしら氏が言及する海洋沿岸交易集団に繋がるものでしょう。
この勢力は一方でドイツの社会主義化を画策し、第二次世界大戦前後のナチスを媒介にしてヨーロッパでの社会主義実験を完成させたと見ています。この流れは現在アメリカで又一つの「完成」を見ようとしているようです。
極東では朝鮮半島と日本が空白と見られたことと、ロシアとの葛藤から第二次大戦後に朝鮮半島にまず、彼等の足場として統一協会が人為的に作られ、その教祖として例の人物が据えられたようです。この組織は、よって当初から英米の諜報機関と連携していて、宗教団体というよりは「物流」ネットワークとして機能してきたようです。また、この組織は表向きはキリスト教ですが、ブッシュ家とも深い関係のあるスカル・アンド・ボーンズ結社の極東政策とつねに連携していたようです。地下鉄サリン事件当時の駐日米大使も多分この結社に関係すると思います。(アマコスト大使もしくはその後任者。少し曖昧です)
このボーンズ結社はブリティッシュ・イスラエリズムの傍流であり、アメリカの極東政策というものは常にロンドンからの指令があるようです。これは、最近英国が奇妙にも北朝鮮と国交を結んでいるのも関係があるかもしれません。
イラクの例を見るまでもなく、米・中・北朝鮮はすでに同じ構造のなかにあるのだろうと思います。ロシアも実質的に同じ構造のなかに入っているとも思います。
日本だけが完全には支配下に入っておらず、なにか彼等に理解できないものがあると判断していたと考えます。
私もまず、地下鉄サリン事件は日本の皇室周辺人脈および日本社会が、あのようなテロでどのように反応するかデータを取ったのが一つの動機にあるかと思います。
また、事件後オウムの早川が言ったように「霞ヶ関は日本で一番深い駅」というのは、テロ集団は霞ヶ関周辺の地下構造(通常の駅と非公開の構造も含めて)を知っていた、特権階級でも逃げられないぞというサインを送ったとも考えています。
これは完全な「降伏」を要求したのかもしれません。
その後の日本の凋落ぶりを考えるとこれは私の中ではいまのところ整合性があります。
先日の大統領選出に時期を同じくする韓国の地下鉄事故も、その後新政権の反米トーン・ダウンぶりと関係があるように思いました。
少し風呂敷を広げすぎた乱暴な推論ではありますが、述べてみました。
P.S. ついでに下のほうの力なき市民さんの岩住達郎氏への質問のなかに、核融合に関するものがありますが、面白いことにオウムの早川はたしか大阪大学の環境工学?科を出ていると聞いたことがあります。これは気象操作を含む緑化エンジニアリングで政府の意向で外部には非公開の科目だったという記事もこのサイトのどこかにあったと思います。
私見では核融合研究は高エネルギー・レーザーの研究と不可分なために、このレーザー分野の軍事転用を考える勢力が日本政府内にあったかもしれないと考えています。
このあたりが、言われていることが本当なら、石原慎太郎氏がオウムにコミットした理由なのかもしれません。また、この仮定のもとであれば、地下鉄サリン事件は私の言うところの「ロンドン司令部」が日本独自の先進兵器開発を牽制したものと見ることが出来ます。