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(回答先: サリンを世界はどう受けとめたのか? 投稿者 愚民党 日時 2003 年 4 月 26 日 02:28:28)
-----1995年5月29日、ニフティ「現代思想フォーラム」への投稿
RE:NON
SUB:ミックス・メディア_1
地下鉄毒ガス・サリン、警察庁長官射殺、このテロリズム歴史における衝撃。
これらの出来事から、ぼくが妄想したことは、
いよいよ日本なるものが、宗教戦争に突入したという漠然とした実感です。
それは幾つのも共同体が破壊されるほどに、表出したドイツ宗教戦争を連想させ
ます。オウム真理教とロシアの連関は、ここが、やはり仮想帝国満州の場所である
ことを証明するかのようです。
突然、何者なのかの手によって、消却された、坂本弁護士家族の肖像以来、
国家権力の装置である警察は、後手に回ってきました。
そこに1989年10月からの「深い深淵の作動」を感じます。
週刊文春「オウムとサリンの深い闇」で、立花 隆氏が、書いてあるように
公安スパイが、オウムに存在していた、それは無視しえぬ説であります。
冷戦構造の崩壊で「敵」を喪失した、公安警察が、これまでのように膨大な、
国家予算を獲得するために、オウム教団を利用し、その内部から「深い深淵の力」
を、果たして作動させたのかは、永遠の謎です。
敗戦後の労働運動は、この「深い深淵の力」が作動させた事件によって、敗北した
事実があります。私は公安警察高級官僚の笑い声が聞こえる夢をみました。
朝鮮戦争と日本内部をめぐる連関として、作動した、数々の謎の事件。
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この四角のキャンバスは、坂本弁護士一家の、あの写真像であると、
あなたは想像する。
左側には、帝都営団地下鉄職員の、あのグリーン系統の制服が、吊るされている。
右側には、旧ソ連制自動小銃「カラシニコフ」「AK47」のレプリカが、
宙吊りに、ぶらさがって。まぎれもなく、ミックス・メディアである。
観客である、あなたは、国会議事堂の「内面と精神を喪失した五月雨の庭」に
展示された、この作品の、題名を読む。さらに三島由紀夫「豊饒の海」最後の
結語、その、主人公・本多はなにもない所に来てしまった。空虚な月修寺の庭
を連想してください。その庭は日盛りの日を浴びておりました1970年11月。
そして1995年5月は、五月雨の庭なのです。
その写植に打たれた題名とは、『上祐オウム・レトリカ』。
なお、私は上祐氏が公安警察のスパイであるとファクターしておりませんので、
くれぐれも誤毒(読)しませんよう、くれぐれもお願いします。
1995,5,29
/E