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私の問い掛けに対して、多くの方々に真摯に回答を頂き誠にありがとうございました。
私は、現在34歳で、70年安保闘争はそれこそ私にとっては歴史上の事件であり、知識としては知っていても実感がありませんでした。今回、リベラルなアメリカが消えてしまった理由を説明して頂いて、過去の歴史(70年安保闘争)が現在の現象(イラク侵攻)に私のなかで繋がりました。
私は、昨年11月からアメリカ合衆国に住んでいます。
阿修羅の論客の方々のように、有益な分析を行うことはまだまだ出来ませんので、私の気づいたことを列記したいと思います。
イラク侵攻がらみで、主に気づいた事は下記のようなことでした。
@ 11月の時点で、CNNは"SHOWDOWN IRAQ"と銘打って24時間イラク関連の情報を流していました。しかもCM前後には
アメリカ軍のヘリや戦闘機のイメージを織り込んだタイトルバックを必ず挿入していました。
A テロ警戒情報を頻繁にアメリカ政府が流しているのは、よく知られていますが、CNNはニューヨークの警察や消防のテロ対策の担当者を頻繁にテレビ、ラジオに登場させて”テロはアメリカの何処でも起こり得る”と何度の報道してます。イラク侵攻がほぼ終結した後も、同じメッセージを流しています。
B 東京新聞は、CNNは中立姿勢を崩していないのでFOXに視聴者を取られたと報道した様ですが、どちらも50歩100歩です。国民に知られて、都合の悪いことは一切報道していません。
あっしらさんが言われた通り、”衝撃と畏怖”作戦はイラク侵攻で始まったのではなく、アメリカでは1年半も行われていて現在も進行中です。
私が冷泉彰彦氏のレポートに惹かれた理由は、この国の厳しい労働環境から来る心理的余裕の無さと、このような報道しか見なければ、イラク侵攻に反対する気分にならない人が多数を占めることになると感じたからです。
最後に”衝撃と畏怖”作戦はイラク侵攻から全世界に向けて発動されたとすると、今後もアメリカ軍による悲惨な侵攻がイラン、北朝鮮、シリヤ等に行われるのでしょうか?
世界中の市民を思考停止にするための作戦とすると、アメリカ合衆国国内での徹底ぶりからみて、国外に対しても徹底するように感じています。
駄文にお付き合い頂きありがとう御座いました。