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(回答先: 結局あっしらさんが合作説の根拠としているのは一つの事実だけ:過去サダムは米国の工作員だったことがある。 投稿者 北の丸公園 日時 2003 年 4 月 22 日 18:50:25)
まだ推論の段階なので、証拠証拠とばかり騒ぐのはあまり意味がありませんよ、多分。
もし完全犯罪を計るのであれば、証拠がごろごろ出てくるような馬鹿な真似はしないでしょう。むしろ、他のでっち上げのシナリオを掲げ、そのシナリオに沿った情報を出そうとするでしょう。しかし、このような都合のよいシナリオを提示することは、俗に言う「政治力」の強い人間であっても難しい仕業ですよね。それゆえ完全なものにならず、むしろ少しの情報のサポートを伴った偽シナリオになるでしょう。これが当然の帰結です。
翻って現在の状況は、あっしらさんも何処かで指摘されていると思いますが、現実には合作説についても疑われても仕方の無い状況にあって、実際アラブ社会では合作説が広く伝えられてしまっているようです。これは、彼らシナリオライターが、どう転んでも隠しとおせないとサジを半ば投げていたことを想起させます。彼らにも今回の作戦は隠すこと自体無理だったのです。それゆえ、あははとテレ笑いしながら、曖昧な情報を投げ、対立する情報を出し、アメリカ・イラクの情報源の双方を、元々信じるに値しないものとして、真実(とやら)を砂の中に埋め込んでしまったようです。
そして、トランプを52枚も用意したことも考えなくてはいけません。フセインのカード一枚では、彼らは必ず失敗となります。ここが重要です。カードのうちの、良ければ半数を確保するだけで、テレビの前の視聴者たちを満足させなければなりません。きっと20人程度は確保する目算があるのでしょう。この20人をなんとなく確保したとニュースされるのと、カードのうち半分も見つかりましたとニュースされるのでは、インパクトが全く異なります。つまり、このような子供だましを画策せざるを得ないほど、ずさんなシナリオしか描けなかったということでしょう。(後に振り返ればトランプなど無意味ですが、近視眼的に連続攻撃を画策しているとされる合衆国軍にとっては現在の世論がトランプを覚えていればそれでいいのです。われわれは近視眼的になってはいけません。彼らに踊らされます。)
こう考えること自体はそれほど無茶な話ではない。そこで、ここから我々が何を学ぶべきなのか、という話が大切だと思います。
あっしらさんは本当の筋書きを超能力で(失礼)提示し、そのシナリオと現実の報道との間の齟齬がないかどうかを検証することで、現実に起こったことを蘇らせようとしています。
この試みは、本質的には、絶対の証明を与えることはできないと私も考えますが、説得力の面ではかなりの線を行くことでしょう。少なくとも知りうる限りの現実と齟齬がきたしていない限りそれを事実と認めることは、誰であれ拒みにくいものだと思います。
今後我々は、このような霊力(失礼)を必要としないような検証方法を模索する必要があると思います。この意味では、あっしらさんの方法が物議を醸すことになったのは、幸いだったかもしれません、なぞとも考えます。
個人的には彼らの手口が見え透いてきたように思うのですが、なかなか言葉に纏まりませんね。このサイトでもいくつか出ているのでしょうが、どなたか、まとまったものを提示してくださる方はおられないでしょうか。。。